「コン・バトラーV」から「レザリオン」まで 70、80年代ロボットアニメがNFTトレーディングカードに

東映ロボットアニメNFT

 1976年にテレビ放送され大人気を博した『超電磁ロボ コン・バトラーV』から1984年の『ビデオ戦士レザリオン』まで、東映が製作にかかわったロボットアニメ6作品が2021年の最新技術で蘇る。東映、テレビ朝日、テレビ朝日メディアプレックスはブロックチェーン技術のCryptoGamesと協力して、往年の人気ロボットアニメのデジタルトレーディングカードを開発した。
 カードは「東映ロボットアニメNFT Special Edition」と名付けられ、ネット上にある「NFTStudio×LINE Blockchain」にて12月16日より限定販売する。各アニメから懐かしのビジュアルを採用したカードが1パックに5枚、パックは10パターンあり、それぞれ3850円(税込)で各300パック限定となる。購入後はデジタルコレクションになる。

 「東映ロボットアニメNFT Special Edition」の魅力は、1970年代、80年代の人気ロボットアニメが並んでいることだろう。全部で6作品、なかでも長浜ロボットアニメとして知られる『ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』(1977)、『闘将ダイモス』(1978)、『未来ロボダルタニアス』(1979)の4作品が含まれているのが話題だ。ロボットアニメ全盛期の時代に宇宙規模の革命や敵味方を超えた恋などドラマティックな物語が人気を呼んだ作品群である。
 『宇宙大帝ゴッドシグマ』 (1980)、さらに当時普及が始まったばかりのパソコンゲームを題材にした『ビデオ戦士レザリオン』 (1984)がこれに加わる。いずれも製作に東映が関わり、アニメーション制作は東映動画(現東映アニメーション)が担当した。

 今回は東映のほか、テレビ朝日と同社のグループ会社でデジタルコンテンツを担当するテレビ朝日メディアプレックスが事業を推進する。
 デジタルトレーディングカードを担当するCryptoGamesは2018年に設立。ブロックチェーンの技術うぃ主にエンタテイメントの分野で活用する。今回はNFTとしてデジタルカードを開発した。

【「東映ロボットアニメNFT Special Edition」参加作品】

『超電磁ロボ コン・バトラーV』 (1976)
『超電磁マシーン ボルテスV』 (1977)
『闘将ダイモス』 (1978)
『未来ロボダルタニアス』 (1979)
『宇宙大帝ゴッドシグマ』 (1980)
『ビデオ戦士レザリオン』 (1984)

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