まんだらけが大幅増収増益、アフターコロナで国内外から来客回帰

ファイナンス決算

 マンガやアニメ、玩具など中古グッズ、コレクションアイテムのまんだらけの業績が大きく伸びている。2023年11月14日に発表されたまんだらけの2023年9月期の業績が好調だった。
 22年10月から23年3月までの売上高は128億3900万円と前年比で21.2%増となった。また営業利益は18億7400万円(100.6%増)、経常利益は18億5200万円、当期純利益は12億4800万円(112.5%増)と倍増した。当初の業績予想も大きく上回る。
 
 まんだらけによれば、新型コロナ感染症に対する各種規制が解除されたことで、国内外から顧客の来店が増えた。まんだらけは海外からの来訪客が多いことでも知られており、2023年以降のインバウンド復活の影響も大きかったとみられる。
 顛倒の売上販売も順調で、年間通じて前年比で22.3%増加した。またウェブ通信販売も堅調だった。こちらも年6回実施されるオークション大会など、海外からの顧客が多い。

 まんだらけ今期(2024年9月期)についても、堅調な成長を予測する。売上高は134億8100万円、営業利益は20億1100万円、経常利益は19億8600万円、当期純利益は13億3800万円と前年比より増加とする。
 既存店の集客に加えて、この10月には京都高島屋S.C.内に京都店をオープンしている。さらに通信販売や販売イベントの強化も図る。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 「アニメーションの表現」
     2023年10月23日から11月1日まで開催されている第36回東京国際映画祭は、昨年より上映本数、…
  3. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
     日本を代表するアニメーション作家として、いま“和田淳”を筆頭に挙げる人は多いだろう。2010年に『…
ページ上部へ戻る