「大雪海のカイナ」が日米で特別先行上映イベント開催、23年1月から「+Ultra」ほか

大雪海のカイナ

 マンガ家・弐瓶勉とアニメーションスタジオのポリゴン・ピクチュアズが取り組むプロジェクト『大雪海のカイナ』の情報の一部が明らかになった。2022年7月20日、本作のティザービジュアル、新たなスタッフと声優陣が発表された。
 本作は22年1月にフジテレビ「+Ultra」のラインナップ発表会で大型タイトルとして告知され、注目を集めていた。『シドニアの騎士』や『BLAME!』でも協力してきた弐瓶勉とポリゴン・ピクチュアズが今回新たな企画として世に放つ。弐瓶勉ならの緻密な世界観とセルルックのCGの映像を進化させ続けるポリゴン・ピクチュアズの技が見どころになりそうだ。

 今回の発表で、ティザーPVとビジュアル、そしてメインテーマに澤野弘之が、音楽をKOHTA YAMAMOTOと馬瀬みさきが担当することが明らかにされている。澤野弘之は『進撃の巨人』、『機動戦士ガンダムUC』などの代表作があり、壮大な作品を得意とする。壮大なファンタジー『大雪海のカイナ』に相応しいものとなりそうだ。
 声優は主人公カイナ役に細谷佳正、ヒロインのリリハ役に高橋李依。さらに村瀬歩、坂本真綾、小西克幸、杉田智和、檜山修之、堀内賢雄ら人気実力派が並んだ。

 放送に先立って、今年2月からは弐瓶勉(東亜重工)が原作を担当したマンガ連載も講談社「月刊シリウス」にて始まっている。本作は海外にも広くアピール作品を狙っており、英語版が配信プラットフォームのクランチロールにて全世界に同時配信されている。
 海外に向けた施策は、今回も大きな発表があった。2023年1月の放送・配信から半年近く先立って、8月頭に米国で開催される「クランチロール EXPO 2022」にて第1話からだ4話までの特別上映が実施される。ワールドプレミアと言っていいだろう。米国での反応が気になるところだ。

 国内では9月9日の池袋・新文芸坐での特別試写会が最速になる。5.1chの音響で、こちらも第1話から第4話までを上映する。大雪海のカイナ公式Twitterでは、8月10日まで試写会の招待キャンペーンも実施している。
 『大雪海のカイナ』は、雪海の拡大で大地が消えかけた異世界が舞台。巨木「軌道樹」でかろうじて暮らしていた少年カイナと少女リリハが出会い、滅びつつある世界を変える物語を描く。

『大雪海のカイナ』
https://ooyukiumi.net/
監督:安藤裕章
シリーズ構成:村井さだゆき
脚本:村井さだゆき・山田哲弥
メインテーマ:澤野弘之
音楽:KOHTA YAMAMOTO・馬瀬みさき
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ

大雪海のカイナ

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