週に一度、人気・最新の中国映画を東京・池袋で上映する「電影祭」が、2022年1月19日からスタートする。中国映画の日本配給を手がけるベンチャー企業の面白映画が主催、シネマコンプレックスのグランドシネマサンシャイン池袋が協力してして実現する劇場イベントだ。「中華映画の魅力をより多くのひとに知ってもらう」ことを目指す。
毎週水曜日に、話題の中国映画をピックアップして上映する。このほど1月19日の第1回と、1月26日の第2回の作品タイトルも明らかにされた。第1回はアニメーションオムニバス映画の『明るいほうへ』、第2回は日本語吹替え版もヒットになった2Dアニメーションの傑作『羅小黒戦記』の字幕版となる。
第1回の『明るいほうへ』は中国公開が2022年1月15日、本国公開からわずか4日後に日本のスクリーンにも登場する。時差のない作品紹介になる。
『明るいほうへ』は作品のスタイルや内容も、新しい中国のアニメーションを感じさせる野心作である。7人の監督によるオムニバスで、現代中国社会における「愛」をテーマにそれぞれが異なった絵本を原作に異なった視点から映像化した。
7人の監督は、米国、日本、イギリス、フランス、そして中国の名門アニメーション学校で学んだ者が並ぶ。中国のインディーズアニメーションシーンが結集した。中国に多いフルCGのエンタテイメント、日本アニメスタイルの2Dとは異なるアーティスティックな表現が特徴である。グローバルで、同時にこれまでみたことがない様な映像が期待出来る。19日には特別開催記念トークイベントも用意する。
今回のラインナップに発表されていないが、「電影祭」のポスターにはすでに国内で紹介された『白蛇:縁起』のほかCGアニメーション『兵馬俑の城』や『全職高手之巓峰栄耀』といった日本未公開作品のビジュアルも使われている。現在はアニメーショ映画が中心にようで、今後の展開も期待させる。
「電影祭」
グランドシネマサンシャイン 池袋
http://dianying.jp/den_ei_sai/index.html
https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/
[上映ラインナップ]
1月19日 『明るいほうへ』【字幕版】
※特別開催記念トークイベントあり
1月26日 『羅小黒戦記』【字幕版】