「羅小黒戦記」「白蛇:縁起」配給の面白映画、テレ東、ぴえろ、グッスマ、ムービック他から資金調達

面白映画

 中国アニメーション映画の日本配給で実績を築くベンチャー企業の面白映画株式会社が、国内のエンタテイメント企業を中心に総額1億1000万円の資金調達をする。面白映画が第三者割当増資で新株を発行、それを各社が引き受けた。
 ベンチャー企業への投資としては小振りだが、日本で設立された中国系映画会社という面白映画のビジネスのユニークさと第三者割当に有力企業が揃っているのが目を惹く。出資企業はテレビ東京、『NARUTO』や『BLEACH』のアニメーション制作でお馴染みのぴえろ、ライブビューイングジャパン、キャラクターフィギュアのグッドスマイルカンパニー、映画興行の佐々木ホールディングス、パチンコ・パチスロ開発・製造の大一商会、アニメイトグループのムービックが並ぶ。さらにケイマン籍の投資ファンドNEWJOY LIMITED PARTNERSHIPを加えた8社である。

 面白映画株式会社(Facewhite)は2019年に東京で起業した。日中合作映画を中心とした映画会社で、企画・プロデュース、配給、宣伝、チケット販売、映画関連グッズの開発・販売をする。英語社名のFacewhiteは「空白(White)」に「向き合い(Face)」に由来し、パートナーと一緒に「面白い」コンテンツを企画し実施していくことを目指している。
 設立から2年だが、すでに中国アニメの傑作として話題を呼んだ映画『羅小黒戦記』、CGアニメ『白蛇:縁起』の配給に日本のパートナーと共に参加している。『羅小黒戦記』は5億円、『白蛇:縁起』は1億円を超える興行収入を実現した。今後も劇場配給だけでなく配信や商品開発などで、中国映画コンテンツの日本展開を目指す。

 今回の第三者割当増資は資金を得るだけでなく、面白映画の今後のビジネス拡張にも期待を持たせるものとなる。テレビ東京はテレビ放送、ライブビューイングジャパンと佐々木ホールディングスは劇場興行・イベント、グッドスマイルカンパニーとムービックは商品開発、大一商会は遊技機と幅広い二次展開が先に見える。ぴえろとはアニメーション制作での共同での取り組みを見据えていると思われる。
 また調達資金は、中国映画の海外配給権の獲得、中国映画コンテンツの企画・開発・投資、さらに出資企業各社との事業提携と新サービス展開に投ずるとしている

面白映画株式会社
https://www.facewhite.net/
http://dianying.jp/ja/home

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. オーバン・スターレーサーズ
     2006年に日本とフランスが共同制作された『オーバン・スターレーサーズ』は、世界中で放送され人気を…
  2. 鼎談
     2018年10月にフジテレビが立ち上げた深夜アニメ枠「+Ultra」は、「海外にアニメカルチャーを…
  3. 左)安田賢司監督、右)福井晴敏氏
    10月8日(金)、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』が劇場上映を…
ページ上部へ戻る