「SSFF & ASIA」、CGアニメーション部門をアニメーション部門に変更、対象作品広がる

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア

 米国アカデミー賞公認映画祭としても知られる「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が2022年よりCGアニメーション部門の枠組を変える。これまではCG技術をベースにした作品のみをエントリー可能としていたが、より広い作品を受け入れるアニメーション部門に変更する。
 2022年の応募要件は全体の75%以上でアニメーションを使用していること。CG以外に手描きやストップモーションもコンペティションの対象となる。長さが25分以内であること、2020年6月以降に制作されたことも条件で、応募受付と選考はすでに進んでいるが〆切りは他の部門と同様2022年1月31日だ。

 SSFF & ASIAは1999年にスタートした短編映画に特化した国際映画祭である。短編特化の映画祭ではアジア最大で、オフィシャルコンペティション部門、Cinematic Tokyo 部門、ノンフィクション部門、スマートフォン映画作品部門、それにアニメーション部門から構成される。良質の映画や監督が輩出する映画祭として国際的にも評価が高い。
 特に短編では国内では唯一の米国アカデミー賞公認となっており、受賞作品を米国アカデミー賞のノミネート対象に推薦できる。2022年からは、アニメーション部門でも優秀賞受賞作を米国アカデミー賞短編アニメーション部門に推薦する。2020年で広島国際アニメーションフェスティバルが終了したことで、アカデミー賞短編アニメーション部門にエントリー可能になる国内唯一つの映画祭になった。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)
https://www.shortshorts.org/

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