アニメ功労部門顕彰者発表、撮影機のセイキも 東京アニメアワードフェスティバル2020

アニメ功労部門顕彰者

 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会と日本動画協会は、2020年に実施される東京アニメアワードのアニメ功労部門の顕彰者を発表した。2020年の受賞者は、8名の功労者と1つ企業となった。 プロデューサーや制作スタッフ、声優と幅広い領域から選ばれた。
 企業から挙がったのは撮影精密機器の株式会社セイキ。セイキは長年アニメーション制作の重要なパートを占める撮影で、大きな貢献をしてきた。現在は会社は解散しているが、企業からの功労賞受賞は、音楽出版のコロムビアミュージックエンタテインメント、セル画塗料メーカーの太陽色彩に続くものである。

 プロデューサーからは、佐藤昭司氏と中島順三氏。佐藤氏は『未来少年コナン』や世界名作劇場シリーズの作品に携わり、日本アニメーションの取締役企画部長も務めた。中島氏も『アルプスの少女ハイジ』など数々の世界名作劇場シリーズに参加した。
 また色彩設計の小山明子氏は『赤毛のアン』『山ねずみロッキーチャック』などで活躍。音楽の間宮芳生氏は代表作に『太陽の王子 ホルスの大冒険』『火垂るの墓』がある。声優の池田昌子氏は、『銀河鉄道999』メーテル役をはじめアニメ・洋画で幅広く活躍する。その声はファンにもお馴染みだろう。

 故人からも3人が顕彰される。脚本家の首藤剛志氏は『戦国魔神ゴーショーグン』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』『ポケットモンスター』など、時代やジャンルを超えて広く活躍した。2010年に61歳で逝去された。撮影監督の白石久男氏はスタジオコスモスの設立者としても知られる。『となりのトトロ』『人狼 JIN-ROH』『千年女優』などが代表作。今年4月に73歳で亡くなられた。
 中村和子氏も今年9月に86歳でなくなられた。大学卒業後、東映動画の一期生となった国内女性アニメーターの先駆者である。『鉄腕アトム』『白蛇伝』などで活躍した。

 アニメ功労部門は、長年日本のアニメ業界に貢献してきた人々を顕彰する目的で2005年にスタートした。今年で16回目を迎える。当初は東京国際アニメフェアと併せて、2014年からは東京アニメアワードフェスティバルと共に実施されている。
 今回も2020年3月13日から16日まで池袋で開催される東京アニメアワードフェスティバル2020内で、顕彰式が行われる。またイベント期間中に、顕彰者の業績を紹介する展示なども実施される予定だ。

【東京アニメアワード 功労部門顕彰者】

佐藤昭司(プロデューサー)
中島順三(プロデューサー)
首藤剛志(脚本家)
中村和子(アニメーター)
白井久男(撮影監督)
小山明子(色彩設計)
間宮芳生(作曲家)
池田昌子(声優)
(旧)株式会社セイキ(アニメーション業界各社の撮影等で制作現場を永年にわたりサポート)

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