アニメのデジタル原画をNFT販売、テレビ朝日「リーマンズクラブ」で開始

『リーマンズクラブ』

 テレビ朝日のデジタル事業部門であるテレビ朝日メディアプレックスは、2020年3月20日よりテレビアニメ『リーマンズクラブ』のNFTアイテムの販売を開始した。アニメーション制作に使用された原画のデジタル画像をNFTとして限定発売する。
 デジタル原画は主人公・白鳥尊をはじめ各キャラクターをセットにしたものが6種類(各5枚セット特典1枚)が税込2200円、3つのチームをセットにしたものが3種類(各10枚セット特典1枚)が税込2750円。いずれも50個限定でプレミア感をだす。

 NFTは非代替性トークンとも呼ばれている。ブロックチェーンの書き換え不可能な記録という機能を利用することで、これまで難しかった無限に複製可能なデジタルコンテンツの所有権を保証する。
 『リーマンズクラブ』のデジタル原画NFTでは、特定の原画画像を限定コレクションとして保有が可能だ。アニメファンから関心が高い原画に注目したのが特徴。原画はこれまでも原画集などの書籍、複製原画、クリアファイルなどのアイテムでも利用されてきた。デジタル上のコレクションにどの程度のニーズがあるかが、今後の鍵になりそうだ。

 販売にあたっては、メディアドゥが運営する「FanTop」を利用する。FanTopはNFTの売買をまとめるマーケットプレイスで、すでに書籍やマンガ、アニメ、タレントに関するデジタルアイテム各種を販売している。専用アプリを使うことで、コレクションしたアイテムを3Dルームに飾ったり、AR機能で現実風景に配置したりできる。

 『リーマンズクラブ』は、2021年1月よりテレビ朝日系の深夜アニメ枠「NUMAnimation」にて放送されている。バドミントンの実業団を舞台に主人公・白鳥尊をはじめ同僚の宮澄建、佐伯蒼汰、佐伯橙也、竹田浩輝、碓山トヲルら魅力的なキャラクターもサラリーマンの日常とスポーツドラマにフォーカスする。テレビ朝日が力をいれるオリジナルアニメだ。

『リーマンズクラブ』 https://rymansclub.com/
FanTop https://fantop.jp/

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