ゴールデングローブ賞長編アニメーション部門候補作、日本勢は逃す

アワード/コンテスト

 米国でアカデミー賞と並ぶ大型アワードであるゴールデングローブ賞が第78回のノミネート候補を発表している。1944年にスタート、ハリウッド外国人記者協会が前年に公開された映画から優れた作品とスタッフを顕彰するものだ。
 今年は他の多くの賞と同様に、新型コロナ感染症の影響を受けて、開催がノミネートの発表も遅れた。受賞作品・受賞者の発表もやや遅れて、ロサンゼルス市のビバリーヒルトンホテルで開催される授賞式にてとなる。

 長編アニメーション賞のノミネートも発表されている。『クルーズ・ニューエイジ』、『2分の1の魔法』、『フェイフェイと月の冒険』、『ソウルフル・ワールド』、『ウルフウォーカー』の5作品だ。日本アニメでもエントリー資格のある作品が複数あったとみられるが、ノミネートされなかった。
 これまで日本アニメでノミネートされたのは、第76回の『未来のミライ』のみである。アカデミー賞以上に、日本作品にとっては遠い存在となっている。

 歴史の長いゴールデングローブ賞だが、長編アニメーション部門は2006年より設けられている。受賞作、ノミネート作品にはハリウッドのメジャースタジオの大作映画を好む傾向が強い。
 今回も『クルーズ・ニューエイジ』はドリームワークス・アニメーション製作、ユニバーサル配給。『2分の1の魔法』と『ソウルフル・ワールド』はピクサー作品だ。
 『フェイフェイと月の冒険』は長編アニメーションでも独自の製作を強めるNetflixの話題作である。近年、映画賞レースで快進撃のNetflixだが長編アニメーション賞でのノミネートは初である。その勢いを感じさせるのに十分だろう。
 こうしたなかで注目は、アイルランドのカートゥーン・サルーンが制作した『ウルフウォーカー』だろう。海外作品で配給は独立系のGKIDSであるが、作品へ高い評価が集まっている。すでにニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞のふたつを獲得している。賞レースのトップに立っており、『ソウルフル・ワールド』と本作が本命と考えて間違いないだろう。

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