「バケモノの子」や「μ’s ファイナルライブ」など 第9回ブルーレイ大賞決定

アワード/コンテスト

 DEGジャパン(デジタル・エンターテイメト・グループ・ジャパン)は、2017年2月15日に第9回DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞の各賞を発表した。グランプリには興収100億円を超え、Blu-rayも大ヒットとなった「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 3Dコレクターズ・エディション」が選出された。
 また、ベスト高画質賞アニメ部門(邦画)には「バケモノの子 Blu-ray スペシャル・エディション」が選ばれた。さらにファン投票で決められるユーザー大賞には「ラブライブ!μ’s Final LoveLive! ~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~ Blu-ray Memorial BOX」が決定した。

 DEGジャパンは、デジタル映像コンテンツのホームエンターテイメントの振興を目的に映像ソフトメーカーや映像機器メーカーから構成される業界団体。毎年、前年にリリースされたBlu-rayから、その商品の特長を最も活かした作品を顕彰している。
 第9回となった今回は、2016年1月1日から12月31日に発売・販売された作品を対象に、18部門19作品が受賞した。

 このうちアニメーションに関連する賞は、ベスト高画質賞・アニメ部門(洋画)、同(邦画)、同(TV・その他)の3つである。洋画部門はワーナー ブラザースの『リトルプンス 星の王子さまと私 ブルーレイ&DVD 2枚組/デジタルコピー付)』、邦画部門はバップの「バケモノの子 Blu-ray スペシャル・エディション」、TV・その他部門はウォルト・ディズニー・ジャパンの「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド ブルーレイ+DVDセット」がそれぞれ受賞した。
 『バケモノの子』は、Blu-rayが劇場鑑賞と見劣りしない高精度の映像美を実現したことを受賞の理由としている。邦画部門には、同作のほかに『ガールズ&パンツァー 劇場版 Blu-ray 特装限定版(バンダイビジュアル)、『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』(発売アニプレックス、販売元ソニー・ミュジックマケティング)がノミネートされていたが、2作を『バケモノの子』が退けた。

 ユーザー大賞には、1万4026票ものファン投票があった。この中から人気アニメ『ラブライブ!』に登場したアイドルユニット「μ’s」を演じた声優陣のコンサートを収録したBlu-ray商品が選ばれた。
 アニメから飛びだし、リアルなユニットとしても活躍したμ’sは、このコンサートで解散となった。会場となった東京ドームをファンが埋め尽くしこともあわせて話題になったが、そうした熱気がブルーレイ大賞にも広がった。

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