水尻自子「不安な体」製作発表、日仏共同で十和田市現代美術館にて上映

不安な体

 日本を代表するアニメーション作家・水尻自子の最新作『不安な体』が、このほど日本とフランスとの共同製作されることが明らかになった。また発表に合わせて予告編も公開され、作品の一端を知ることも出来る。本編の長さは5分を予定、水尻らしい艶めかしいアニメーションの動きに、音楽・映像分野で活躍する本田ゆかの音楽を合わせる。
 作品は青森県・十和田市現代美術館からの委託作品の位置づけで、2022年1月22日より青森県・十和田市現代美術館のArts Towada 十周年記念「インター + プレイ」展第3期にて、上映をする予定だ。また国際映画祭などへの積極的な出品も視野にいれている。

 水尻自子は1984 年、青森県十和田市生まれ。女子美術大学でデザインを学んだ。2012年に発表した『布団』で一躍注目を浴びた。以後、文化庁メディア芸術祭、ベルリン国際映画祭など国内外の映画祭で上映や受賞を重ねている。
 プレミアの場となる十和田市では、長年、街中を美術館にするプロジェクト「Arts Towada」を進めている。2020年からはおよそ2年にわたり、プロジェクト10 周年を記念した企画展を開催している。水尻自子はこの第3期出展作家のひとりに選ばれている。
 
 そして今回注目されるのは、作品の製作を国内のアニメーション企画・制作・配給のニューディアーとフランスのアニメーション製作会社MIYUプロダクションが共同で取り組むことだ。
 ニューディアーは、『不安な体』のプロデューサーも務める土居伸彰が2015年に設立したアニメーション会社である。豊富な海外ネットワークを活かし、配給や映画祭などの企画・運営、制作などを手がける。今回は国境を越えた協力で、短編アニメーション製作の新たな可能性に挑戦する。
 製作パートナーのMIYUプロダクションも、2009年に設立されたフランスの新鋭企業である。作家性の高い作品を中心に製作・配給で同国を代表する存在になった。日仏の新しいアニメーション会社の協力もプロジェクトの注目のひとつになりそうだ。

『不安な体』
2021 年/5 分(予定)/フランス=日本
監督・絵コンテ・アニメーション・編集: 水尻自子
音楽: 本田ゆか
プロデューサー:
エマニュエル=アラン・レナール、ピエール・バウアッソン(MIYU プロダクション)、
土居伸彰(ニューディアー)
コミッション: 十和田市現代美術館(キュレーター:金澤韻、鷲田めるろ)

十和田市現代美術館
https://towadaartcenter.com/

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