「講談社と一緒に世界の映画祭を目指そう!」と、講談社が「映像シネマクリエイターズラボ」を通じてショートフィルム企画コンテストを進めている。2024年8月1日より、この第3期の募集を開始した。
このコンテストは日本だけでなく、世界の才能ある映像クリエイターを支援するプロジェクトとして2022年よりスタートした。世界に向けてショートフィルム企画を公募し、優秀な企画を選出、その後は実際に受賞者が映像を実現するための資金1000万円を講談社が提供する。
募集企画は、実写・アニメーション、CGなど映像表現の手段は問わない。ただし25分以内であることが条件だ。25分以内では数分程度の作品も対象となるため、短編アニメーションの企画にも合っている。これまでにも第1回の特別賞、また第2回では受賞3作品のうち1作品がアニメーションだった。
コンテストの特徴は映像そのものでなく、映像化する前の企画を対象としていることだ。企画書と経歴書が審査の対象になる。そのうえで受賞作に選ばれると、担当編集者がつき、脚本の打ち合わせから制作会社の選定、撮影、さらに映画祭の出品、さらにキャリア開発までをサポートする。大手出版社らしい取り組みは、これまでの映像コンテストと一線を画すものだろう。
企画の選考や映画祭出品については、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアが全面協力をする。応募締め切りは11月30日。
前回の募集では国内外から1126企画が応募され3企画が受賞した。第2回の受賞作品は2024年末の完成を目指して、現在制作を進めている。
講談社 クリエイターズラボ
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