興行26.2億円、スタジオジブリのリバイバル上映が大ヒット

映画ビジネスのニュース

 10月14日に東宝は、2021年2月期第2四半期の決算発表をした。このなかで2020年6月の「スタジオジブリ 長編アニメ リバイバル上映(4作品)」の興行収入が、9月末日までに26億2000万円に達したことを明らかにした。
 上映作品は『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ゲド戦記』の4本。作品ごとの興行収入は明らかにされていないが、4本を合わせると2020年現在までの国内興行収入で『今日から俺は!! 劇場版』(52.7億円)、『パラサイト 半地下の家族』(47億円・推定)、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(36.8億円)、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(31.2億円)に続く。

 上映は、6月26日に全国372館でスタートした。旧作映画をシネコンを中心にこの規模でリバイバルするのは極めて異例である。これは春から初夏にかけて、新型コロナ感染症拡大の影響で新作映画公開が激減するなかで劇場に魅力的なラインアップを揃える目的で実施された。
 国民的に人気の高い作品が並んだことで、映画館を訪れた観客から予想を超える大ヒットなった。映画興行縮小というなかで、通常でも大きなヒットとされる26億円規模の興収は、スタジオジブリや宮崎駿監督らへの高い支持をあらためて認識させるものだ。

 東宝も全体では大幅減収ではあるが、リバイバル上映の盛況を映画営業事業のなかで言及している。また『今日から俺は!! 劇場版』、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』もあり、連結業績の売上高、利益の予想を上方修正している。

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