諫山創の描く人気マンガ『進撃の巨人』の全世界での累計部数が1億部を超えた。発行元の講談社が2019年12月25日に明らかにした。発表によれば発行部数は、紙での単行本に加えて、電子書籍も含む。
『進撃の巨人』は2009年9月より講談社の「別冊少年マガジン」で連載を開始、2010年3月に第1巻より刊行を開始した。現時点までで30巻が発売されている。北米では2012年6月よりKodansha USAより刊行を開始して、現地グラフィックノベルのベストセラーの長期間ランキングされている。海外での人気の高さは、ハリウッドでの実写映画化企画が発表されているほどだ。今回の累計1億部は、そうした海外での支持の大きさも反映したものだ。
そこで累計1億部突破と連載開始10周年、30巻発売を記念して、米国ニューヨークで大がかりなプロモーション企画が実施された。ニューヨーク・マンハッタンの中心部にあるマディソンスクエアガーデンの大きな壁に、超大型巨人をハンドペイントで描くものだ。超大型巨人が壁を越えてニューヨークの街に登場したという趣向だ。
現地で1ヵ月以上にわたって行ったイベントは、多くの人から注目を浴びたという。講談社ではこの様子をビデオにまとめスペシャル動画として、このほどYouTubeにて無料公開した。
アニメ化も第3期まで制作され、ますます注目を集めている。今後は1億部からさらに大きな記録を築いていきそうだ。