CGアニメスタジオのYAMATOWORKSが、新たに平澤直氏を取締役に迎えることになった。2019年12月7日に臨時株主総会を開催し、取締役に就任した。
YAMATOWORKSは、アニメーション監督の森田修平氏と3DCGアニメーションディレクターの坂本隆輔氏が中心になり2012年に設立したCGアニメーションスタジオである。平澤氏はYAMATOWORKSの企画開発・プロデュースを担当する。世界的に評価の高いYAMATOWORKSの作品のクリエティブとビジネスの拡大に努めることになりそうだ。
YAMATOWORKSが得意とするのは、セルスタイルの3DCGだ。この表現を活かしたエッジの効いた映像や演出が特長になっている。スタジオのコンセプトは「機動力のある会社」で、少数精鋭とするが代表作には有力作品が並ぶ。
2013年に米国アカデミー賞短編アニメーション部門でノミネートされた『九十九』、神風動画と共同制作する『ニンジャバットマン』など。また代表取締役の森田修平氏は『東京喰種』、『FREEDOM』の監督としてもお馴染みだ。新たなメンバーを加えことで、さらなるスタジオの飛躍に期待がかかる。
平澤直氏は、バンダイビジュアル(現バンダイナムコアーツ)、プロダクション I.G、ウルトラスーパーピクチャーズを経て、2017年にIP・アニメ作品のプロデュース会社ARCHを設立、代表取締役を務める。同社は劇場アニメ『プロメア』のプロデュース協力や、サウジアラビア・マンガプロダクションズと東映アニメーション共同製作の劇場アニメ『ジャーニー(The Journey)』のプロデュースをする。
平澤氏は2019年4月には、CGアニメスタジオの大手グラフィニカの取締役にも就任している。経営の内部に加わることで、事業協力を進める。
YAMATOWORKS
https://yamato-works.com/