IGポート、制作事業が黒字転換 好調な第1四半期スタート

ファイナンス決算

 プロダクションI.G、ウィットスタジオ、シグナル・エムディなどを統括するアニメ製作のIGポートは、2021年10月14日に、2022年5月期第1四半期決算を発表した。依然、コロナ禍が続くなかではあるが、第1四期は好調なスタートを切った。
 連結売上高は22億9300万円。前年同期の11億2700万円のほぼ倍になるが、今期より売上・収益の認識を納品時から制作進行に合わせたものに変更している。収益基準が変わったことから前年比での増減は公表していない。営業利益は1億4200万円、経常利益は1億3700万円、当期純利益は1億3700万円だ。

 安定した業績は映像制作事業の立ち直りが大きい。売上高は11億6700万円、営業利益が900万円。前年は1億7300万円の損失であったから、黒字へ転換したことになる。
 IGポートでは、制作予算管理、予算に合った受注額の交渉で改善傾向にあるとしている。それでも依然、一部の作品は制作赤字となっている。期中の主要作品は『憂国のモリアーティ』『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』『蒼穹のファフナー THE BEYOND』などだった。

 一方、版権事業の売上高は4億5600万円(16.8%減)、営業利益は900万円(93.5%減)の減収減益。減価償却費の増えたことが利益を押し下げた。主要タイトルは『海賊王女』『進撃の巨人』『ハイキュー!!』『サイコパス』などである。
 出版事業は引き続き好調だ。売上高は6億2900万円(66.4%増)、営業利益が1億7200万円(342.5%増)だ。単行本で『リィンカーネーションの花弁』『迷宮ブラックカンパニー』がヒット作になっている。また電子書籍関連では異世界転生系やなろう系を中心に好調を維持している。

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