ドワンゴ、KADOKAWA、カラーなど VTuber特化の総合会社設立、アニメ番組からスタート

提携

 カドカワグループがエンタテイメント業界で活気づくVTuberの事業化に本格的に取り組む。カドカワグループのドワンゴとKADOKAWAは、アニメ製作のカラー、アーティストマネジメントのインクストゥエンター、アソビシステムホールディングスと共同出資で、VTuber事業に特化した株式会社リドを2018年12月14日に設立した。
 資本金は1億円、本社は東京・銀座の歌舞伎座タワーに置かれる。代表取締役社長にはドワンゴ専務取締役CCOの横澤大輔氏が就任、豊島秀介氏(KADOKAWA)、織本五郎清健氏(ドワンゴ)、中山卓也氏(KADOKAWA)、鈴木慎之介氏(ドワンゴ)、小林浩康氏(カラー)、田村優氏(インクストゥエンター)、中川悠介氏(アソビシステムホールディングス)の6人が取締役となる。
 
 新会社の目的はバーチャルアニメの制作と放映・配信事業、そしてバーチャルキャラクターの制作、さらにその育成とマネジメントが挙げられている。近年インターネット動画配信を中心に盛り上がるVTuberに関連するビジネスに広く、総合的に取り組む会社となる。
 VTuber はバーチャルYouTuber を語源として、CGと人間の動きを連動させたキャラクターをインターネット上で展開するものだ。当初は世界最大の投稿型動画配信プラットフォームYouTubeで人気を呼んだ。 YouTubeはドワンゴの運営するニコニコのライバルとなるが、そうしたムーブメントを積極的に取り組む。YouTube自体が手がけないキャラクターの創出や育成、マネジメントで、日本の有力各社のノウハウを結集することになる。VTuberの世界的な成長を視野に、事業の拡大を目指す。

 共同事業では、まずはアニメが起点となる。リドのよる最初の大きなプロジェクトは、2019年1月9日より東京MXテレビにて放送開始するアニメ『バーチャルさんはみている』だ。
 番組にはミライアカリ、電脳少女シロといったすでに活躍するVTuberが多数出演し、オムニバス形式のコメディを繰り広げる。さらに主題歌は中田ヤスタカによる曲を人気VTuberのキズナアイが歌う。VTuberを全面的に打ち出す。

 番組づくりにあたっては、ドワンゴがVR技術・モーションキャプチャ技術、KADOKAWAが作品・キャラクターのノウハウ、カラーがアニメ制作技術を提供する。
 さらにコンテンツづくりだけでなく二次展開につなげる。インクストゥエンターとアソビシステムは、クリエイターやアーティストのマネジメントやプロデュースを得意とする。VTuberキャラクターの活用を積極的に広げていく。
 新時代のエンタテイメントの中核を目指す総合企業がリドと言えそうだ。まずは1月からのアニメ番組の成果が注目される。

株式会社リド
https://lide.co.jp/

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