IMAGICAが、アニメーション制作サポートをさらに強化する。2017年7月7日に、東京杉並区上萩に、アニメーション制作をトータルサポートする新拠点「IMAGICA荻窪アニメーションハウス はなれ」を開設した。
IMAGICAはアニメーション制作のサポートに特化した「荻窪アニメーションハウス」を2013年12月にオープンしている。今回の「はなれ」は、そうした体制をさらに増強する。従来の「荻窪アニメーションハウス」と同様、荻窪駅にほど近い立地だ。
IMAGICAは映像関連事業の大手、とくにポストプロダクションは国内最大手で、撮影や編集には定評がある。東京・五反田の本社や赤坂、品川などに拠点を持つ。
一方で、近年、映像業界においてアニメーション制作が拡大しており、ポストプロダクションのニーズが増している。荻窪アニメーションハウスは、そうしたニーズに対応すべく、アニメスタジオの多い東京西部地区に置かれている。
IMAGICAによれば、荻窪アニメーションハウスは当初の予定を上回る反響を得ているという。また、過去数年で、大手・有力スタジオが荻窪に新たな拠点を設けるケースが増えており、アニメーション制作の一大拠点になっている。「はなれ」の新設は、そうした状況も背景にありそうだ。
「はなれ」をオープンしたことで、荻窪でライン編集からオンライン編集、配信用ファイル作成作業までのトータルコーディネートが可能になった。また、IMAGICAは、24 時間出し入れ可能な素材POST を設置することで、柔軟なスケジュール調整に対応する。
また、昨年10 月より荻窪アニメーションハウスで開始した配信用ファイル作成により、国内だけでなく、海外、またゲーム用などの様々な種類のファイル化を手がける。アニメビジネスの多様化にも、応える方針だ。
荻窪アニメーションハウス はなれ
営業開始:2017年7月7日(金)
所在地:東京都杉並区上萩1-15-5 矢嶋ビル2F