新作ガンダムカードゲーム、日英中の3言語で25年7月から世界展開

ガンダムカードゲーム

 バンダイは2025年1月5日、米国フロリダ州オーランドにて開催した「BANDAI CARD GAMES fest 24-25 in ORLANDO」で、ガンダムシリーズの新たなトレーデイングカードゲーム(TCG)「ガンダムカードゲーム」を7月から世界同時期展開すると発表した。日本語版だけでなく、英語版、中国簡体字版の3言語版で商品を販売する。
 バンダイ カード事業部は2023年9月にガンダム関連のカードゲームブランド「BANDAI CARD GAMES」を立ち上げている。2025年1月時点で6タイトルを展開 している。
 「ガンダムカードゲーム」はその最新商品となる。「ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツやパイロットが登場するカードを駆使して戦う対戦型となる。2024年12月よりβ版の「リミテッドBOX Ver.β」を世界展開していたが、この結果を受けて2025年7月からの本リリースを決定した。

 スタートデッキは2025年7月12日発売で、1320円(税込)。『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『新機動戦記ガンダムW』『機動戦士ガンダムSEED』などが登場する。
 またガンプラとのコラボレーションが今回の目玉のひとつだ。ガンプラの新シリーズ「GUNDAM ASSEMBLE」との連動を可能とした。「GUNDAM ASSEMBLE」は、5cm程度のミニチュアガンプラを使用するバトルゲームで、「ガンダムカードゲーム」で使用するトークンカードに対応する「GUNDAM ASSEMBLE」を用意する。

 バンダイカード事業部は国内トレーディングカードビジネスの大手のひとつだ。なかでも2022年に発売開始した「ONE PIECEカードゲーム」は、北米をはじめ世界中で大ヒットしている。「ガンダムカードゲーム」は、この成功をさらに広げるものとなる。
 新商品の発売発表を国内でなく米国としたことからも、「ガンダムカードゲーム」が日本だけでなく世界に向けたグローバル商品であることが理解できる。
 『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』のカードゲームは、マンガ原作者がおり、アニメーションは東映アニメーションが制作だ。しかしガンダムシリーズは原作はバンダイナムコグループが持ち、アニメーション制作もほぼグループ企業が手がける。それだけにヒットした時の業績への影響は格段に大きくなるはずだ。世界タイトルとしての挑戦は、近年、グループが進めてきたガンダムシリーズの世界展開の成果が問われるものでもある。まさに勝負タイトルと言っていいだろう。

ガンダムカードゲーム https://www.gundam-gcg.com/

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