2015年秋に開催され好評を博したアニメ技術の総合イベント「あにつく」が、今年も開催される。9月25日(日)に、東京・秋葉原のUDXビルのGALLERYとGALLERY NEXTを会場にする。
2016年よりも会場が広がっており、当日は10以上も用意されたセッションと展示部門も含めたより充実した内容が期待できる。
参加は無料だが、事前申し込みが必要だ。また、セッション毎での申し込みが必要となる点を注意したい。昨年は申込み開始から短期間で受付が満員になったセッションも多いだけに、参加希望がある場合は早めの登録が確実だろう。
「あにつく」はアニメ制作技術に関する総合イベントを目指している。国内にはファン向けアニメイベントやゲーム開発やCGを目的とした催しは少なくない。一方で、アニメ制作に絞ったイベントはほとんどない。
「あにつく」では、3Dアニメや2D作画などをはじめ、特にCGを切り口にアニメ制作の今を紹介する。これをアニメ制作技術の情報交換、現状の紹介、人材発掘・育成などにつなげる。実際にCGアニメの仕事に携わっている人だけでなく、CGアニメを目指す学生や若手なども対象にしている。より多くの人にアニメ制作の技術を知ってもらいたいとの狙いもある。
セッションは基調講演のほか、より一般向けのマルチトラックと専門性の強いプロトラックを設ける。3つの会場で同時に進行し、全部で13セッションを予定している。このうちすでに10講演が参加企業・内容の一部を明らかにしている。
基調講演は人気監督・アニメーターの今石洋之氏とデザイナーのコヤマシゲト氏のふたり。氷川竜介氏が聞き手となる。
各セッションには業界を代表するスタジオからスタッフが参加する。東映アニメーション、ポリゴン・ピクチュアズ、WIT STUDIO/チップチューン、グラフィニカ、サンジゲン、サブリメイション、神風動画、ラークスエンタテインメント、オレンジといったよく聞くスタジオの名前がずらりと並ぶ。
さらにテーマは「Unity」「セルルック3DCG」「デジタルワークフロー」など、フォーカスされる作品は『魔法使いプリキュア!』『ラブライブ!サンシャイン!!』『モンスターストライク』などいずれも多彩だ。詳細は今後公開されるものも多いので、情報のアップに注意したい。
アニメ制作の新時代を目指す「あにつく」の拡大に、期待がかかる。
あにつく2016 http://www.too.com/atsuc/
日時: 2016年9月25日(日) 11:30〜20:00(11:00 受付開始)
定員: 80-250名 セッションごとに事前登録制。
無料
場所:東京・秋葉原 UDX GALLERY NEXT/UDX GALLERY