アニメ制作技術の総合イベント「あにつく2019」 今年で5年目、秋葉原で開催

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 アニメ制作技術の総合イベントで親しまれている「あにつく」が、今秋も開催される。2019年9月28日に東京・秋葉原のUDXビルのGALLERY、GALLERY NEXT、THEATERを会場に、全部で16プログラムの講演やセミナーを実施する。
 8月22日には、参加の申し込み受付を開始した。参加は無料で、事前登録が必要になる。例年早い時期に満席になるプログラムも多いため、早めの申し込みがベストだ。

 「あにつく」はファンから現場で働く人たちまで幅広い対象にアニメ制作をテーマしたイベントだ。CGソフト販売の株式会社Tooや国内でCGを積極的に活用するスタジオの協力によって運営されている。2015年にスタートし、今年で5年目を迎える。
 CGに関連するイベントは少ないが、特にアニメーション分野に特化しているのが特長だ。アニメ映画、テレビアニメにおける最新の技術や動向を追うのに適している。

 毎年、楽しみにしている関係者やファンが多いが、難しいのは朝から夕方まで、多い時で4つのプログラムが平行して開催されていることである。自身の関心に合わせて、決めなければいけない。
 2019年はまず基調講演が今年夏に全国公開した『海獣の子供』をテーマに、渡辺歩監督とCGI監督でSTUDIO4℃の秋本賢一郎氏に氷川竜介氏が聞くものになる。CGはもとより手描き作画の迫力でも話題を呼んだ作品だけに、大きな関心を呼びそうだ。
 他には東映アニメーション、グラフィニカ、サンジゲン、アクタス、カラー、サブリメイション、コミックス・ウェーブ・フィルム、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンなどが企業セッションを持つ。絵コンテセッションでは小松田大全監督と荒木哲郎監督が登壇、さらにiPad用絵コンテアプリ「e-Conte Borde」の紹介やパパネルディズカッションなど多彩だ。

あにつく2019
https://www.too.com/atsuc/2019/
2019年9月28日(土)
UDX GALLERY NEXT/UDX GALLERY/UDX THEATER

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