ポニーキャニオンが声優アーティストスクール開始 成績優秀者はグループ事務所の所属も


音楽・映像事業の大手ポニーキャニオンが、アニメ関連のさらなる多角化を目指している。声優アーティストの人材育成を目的としたスクール、P’s Voice Artist School(ピーズボイスアーティストスクール)を開講する。2016年10月より声優アーティストコースの第1期をスタートする。
入所試験に合格した応募者は、週一回の講座を1年間受講することになる。クラスは30名程度で構成、声優や音響監督のベテランらが指導にあたる。スクール生は受講終了後、事務所への所属・進級審査を受けることになる。

このスクールと事務所への直結が、P’s Voice Artist Schoolの大きな特徴になる。ポニーキャニオンによれば、成績優秀者は声優事務所のスワロウ、アーティストマネージメントのポニーキャニオンアーティスツへ所属するチャンスがある。また、在学中からアニメオーディションを受けることができ、声優デビューも可能としている。数多くのアニメに製作出資するポニーキャニオンならではの強みだ。
スワロウはポニーキャニオンのグループの新進の声優事務所、現在は遠藤ゆりか、加地綾乃、花守ゆみりらの声優、アーティストのMICHIら若手が所属している。音楽や映像の製作では定評のあるポニーキャニオンだが、タレントのボリュームはまだまだ薄い。P’s Voice Artist Schoolの運営を通じた、有望な新人の発掘や囲い込みの狙いもありそうだ。

ポニーキャニオンのアニメ事業は、『進撃の巨人』や『けいおん!』などの大ヒット作でお馴染みである。人気アニメのBlu-rayやDVDの制作・販売、関連音楽の企画を長年手がけてきた。一方で近年は、アニメ製作の出資を拡大し、ライセンスの管理や商品開発、小説などの原作開発にも積極的である。
今回も、近年、巨大市場になっている声優ビジネスにより積極的に関わりたいとの考えが窺われる。スクールと声優事務所の運営を通じることで、声優イベントなどでの機動力も増しそうだ。近年、大きく変わりつつあるポニーキャニオンの新しいアニメビジネスが感じられる。

P’s Voice Artist School ピーズボイスアーティストスクール
http://pvaschool.ponycanyon.co.jp/

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