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原作はスタン・リー×長濱博史 国境を越えたヒーローアニメ「THE REFLECTION」、7月よりNHK総合で
- 2017/3/26
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今年94歳、アメコミ界の生きる伝説スタン・リーと日本のアニメ界の気鋭の監督・長濱博史が手を組んだアニメプロジェクトが実現した。スタン・リーと長濱博史が原作となるテレビアニメシリーズ『THE REFLECTION WAVE ONE(ザ・リフレクション)』の製作が発表された。2017年7月より、NHK総合テレビにて放送を開始する。
アニメーション制作にあたっては、両名以外にも、脚本に『NARUTO -ナルト-』や『遊☆戯☆王』シリーズの鈴木やすゆき、キャラクターデザインに『僕のヒーローアカデミア』、『ハートキャッチプリキュア!』の馬越嘉彦と実力派を起用。また音楽プロデュースには、ポール・マッカートニーやペット・ショップ・ボーイズ、ティナ・ターナーの作品プロデュースを手がけるトレヴァー・ホーンが英国から参加する。大がかりな国際プロジェクトになっている。アニメーション制作はディーンが担当する。
『THE REFLECTION』は、闇の煙と、それを打ち消すパワーがぶつかった「リフレクション事件」をきっかけに、誕生したヒーローとヴィランの物語である。アメコミらしさを彷彿させるキャラクターデザインと、日本アニメらしいひねった設定が印象的だ。
作品への力の入り具合は、本作の放送局、時間帯がNHK総合テレビ土曜日の23時という視聴者の多いところに設定されたことからも分かるだろう。2017年7月から全12回を予定している。
プロジェクトに参加するスタン・リーはアメコミ原作者、スパイダーマン、X-メン、アイアンマンといった大ヒット作の生みの親としてよく知られている。94歳になるが、今も、アメコミ界での影響力は絶大だ。現在は、自身の会社POW! Entertainmentを通じて新たな作品を次々に世に送り出す。
また日本アニメへの関心も深く、日本企業といくつものアニメプロジェクトに関わった。そうしたなから2010年にはテレビシリーズ『HEROMAN』が製作されている。今回は、それ以来の日米の協力になる。
一方、長濱博史は、『蟲師』や『惡の華』、『デトロイト・メタル・シティ』といった作品で知られる。『惡の華』でみせたロトスコープの取り込みなど、従来と違う作品作りに関心が高く、意欲的である。国境を越えた共同作業という取り組みも、長濱監督らしい。
海外からの日本アニメ需要の高まりもあり、日本アニメと海外の協業がいま増えている。そのなかで登場したオリジナル企画アニメ『THE REFLECTION』が、日本、そして海外でどのように受け取られるのか? 関心を呼びそうだ。
『THE REFLECTION WAVE ONE(ザ・リフレクション)』
http://thereflection-anime.net
[スタッフ]
原作: スタン・リー/長濱博史
監督: 長濱博史
脚本: 鈴木やすゆき
音楽プロデューサー: トレヴァー・ホーン
キャラクターデザイン: 馬越嘉彦
EDテーマ: 9nine
アニメーション制作: スタジオディーン
制作・著作: THE REFLECTION製作委員会