Huluオリジナルアニメで登場「ひるね姫」のスピンオフ 3月上旬配信開始


 数々の傑作を世に送り出してきた神山健治の最新作が、3月18日に全国公開の『ひるね姫~知らないワタシの物語~』だ。平凡な女子高校生ココネを主人公に、不思議な夢と現実を行き来するファンタジックなストーリーを描く。
 公開まで1ヵ月余りと迫るなかで、本作と連動した新たな作品が明らかになった。『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』である。映画と同じ世界・キャラクターが登場する本作は、映像配信のプラットフォームHuluで配信される。Huluだけの贅沢な1本となる。

 『エンシェンと魔法のタブレット』の主人公は、ココネの夢の中に現れる少女。それはココネが幼い頃に父親から聞かされたおとぎ話の中のキャラクターでもあった。エンシャントの声をココネと同じ高畑充希、ココネの父・モモタローとおとぎ話に登場するピーチを江口洋介が、それぞれ二役演じる。ふたつの話が密接に絡み合っていることが判る。
 原作と監督は『ひるね姫』と同じ神山健治、音楽に下村陽子。また脚本を土城温美、コンテ・演出を佐野隆史が担当する。さらにアニメーション制作は『ひるね姫』のシグナル・エムディに加えてIMAGICAイメージワークスが参加する。本格的な制作体制が敷かれている。

 『エンシェンと魔法のタブレット』の配信は、3月上旬にスタートする。映画公開に先立ってのリリースとなる。作中には映画『ひるね姫』に登場するキャラクターたちの、映画で描かれなかったエピソードも展開するという。映画の前に観るか、後から観るのか迷うところだが、作品の広げる楽しみな仕掛けだ。
 Huluではこのほか、映画公開に向けた連動企画を他にも実施している。「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズ、『精霊の守り人』、『東のエデン』など神山健治監督の作品を集中的に配信している。

 Huluは毎月定額料金で、映画、テレビドラマ、アニメなどの作品が見放になる映像配信サービスを提供する。2014年に日本テレビのグループ会社になり、番組の強化を進めている。『代償』、『CROW’S BLOOD』といったオリジナルドラマも制作している。
 2016年秋には映画『デスノート Light up the NEW world』と連動したスピンオフ『デスノート NEW GENERATION』を制作し独占配信をした。今回の『エンシェンと魔法のタブレット』も大作映画と連動させるオリジナル作品という同じ仕組みになる。こうした取り組みは他の配信プラットフォームでも行われており、アニメも含めて今後新たなトレンドとして注目されそうだ。

『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』
原作・監督: 神山健治
脚本: 土城温美
コンテ・演出: 佐野隆史
音楽: 下村陽子
アニメーション制作: シグナル・エムディ×IMAGICAイメージワークス
(C)2017エンシェンと魔法のタブレット製作委員会

映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』
3月18日(土)全国公開
http://www.hirunehime.jp
(C)2017 ひるね姫製作委員会

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