2021年5月に設立されたばかりのデジタルアニメーションスタジオ100studioが、いち早くグローバルな制作体制の構築に動いている。2022年7月15日、同社は事業拡大の一環として、台湾スタジオの新設準備に乗り出しことを明らかにした。
100studioは、台湾スタジオ新設は人材やプロジェクトのグローバル化をさらに加速させるためとしている。日本と台湾のチームが連携することで、高品質なクリエイティブを目指す。発表に合わせて、現在の西荻窪のスタッフと合わせて台湾スタジオの人材募集も開始した。
100studioは、アニメや音楽、ゲームなどのエンタテイメト作品のベンチャー企業CRESTが、2021年に立ち上げた。スタジオ代表はグラフィニカで『十二大戦』などを手がけた堀口広太郎氏が務めている。2022年4月に西荻窪スタジオを開設し、制作力のアップを進めている。
CRESTはもともとグローバル人材マッチング事業に強みを持ち、韓国法人も持つなどグローバルなビジネス体制を強みにしていた。そした自社の強みをアニメーション制作でも活かすことになる。
また現在、CGアニメーションの制作のニーズが高まる一方で、制作人材の不足は深刻だ。これに対応し、CGやデジタルのスタジオが国内地方中核都市にサテライトスタジオを設立するケースが増えている。100studioはさらに国境を越えて、人材を台湾で求めることになる。
100studio
https://www.crest-inc.net/100studio/