「ABEMAアニメ祭」、Zepp Shinjukuなどでライブイベント開催
- 2024/7/20
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国内配信プラットフォーム大手のABEMAが、アニメ関連で事業領域広げている。2024年9月14日から23日までの10日間、東京新宿区歌舞伎町にてアニメにフォーカスした大型イベント「ABEMAアニメ祭」を開催する。
会場は2023年4月に完成し、新たなトレンドスポットとして注目を浴びる東急歌舞伎町タワー周辺。作品上映やグッズやフードの販売のほか、Zepp Shinjuku (TOKYO)では全13のラインナップでステージイベントも実施する。
アニメ業界では、近年、配信プラットフォームの存在感がますます大きくなっている。しかし配信プラットフォームは、アニメビジネスで重要な商品展開やライブイベントなどの二次展開が不得意とされている。アニメ製作者が、配信のみだけに限定する独占配信を避けたがる理由のひとつになっている。
そうしたなかでABEMAは、インターネットから飛びだして今回大掛かりなイベントを仕掛ける。非常に挑戦的な試みになる。
ABEMAの配信は、現在好調だ。現在、複数の専門チャンネルを展開するが、2024年7月3日23時より地上波放送と同時無料配信をした『【推しの子】』第2期第1話の週間視聴者数が、ABEMAアニメの中で過去最高数値を記録した。これに牽引され2024年7月1日から7月7日の一週間のアニメの累計視聴者数も過去最高であった。
特別感のある先行配信、独占配信を打ち出すことで、競争の激しい配信プラットフォームで存在感を発揮している。親会社のサイバーエージェントは昨今、アニメビジネスの強化を打ち出しており、今後の動向も注目されている。
そうしたなかでのライブイベントへの本格進出は、今後のビジネスの行方も占うことになる。109シネマズプレミアム新宿での上映イベントでは自社配信タイトルを積極的に打ち出し、『小市民シリーズ』、『モブから始まる探索英雄譚』、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ』、『君は冥土様。』が登場する。
ライブイベントは全13ステージになり、人気声優が参加するプログラムを中心に組まれている。その他さまざまなコラボ企画を実施するとしている。
ABEMAアニメ祭
https://contents-abema.com/anime-matsuri2024/