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ABEMA、新世代インディーズクリエイターとのアニメ創出プロジェクト開始
- 2025/12/30
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動画配信プラットフォームの大手ABEMAは、ネットを中心に活躍するアニメーションのインディーズクリエイターとする協業プロジェクト「Project PRISMation」を2025年12月26日よりスタートした。個人や少数チームでアニメーションを制作するクリエイターとオリジナル企画のパイロットフィルムなどの新作に取り組む。
プロジェクトタイトル「PRISMation」は、「PRISM」と「Animation」に由来する。光がプリズムを通すことで多彩な色に分かれるように、多彩な才能が集まりアニメーション作品が輝く場所を作り出すとの意味が込められている。
すでに第1弾クリエイター3組は決定しており、2026年1月16日より3週連続で「ABEMA」と「Project PRISMation」公式SNSにて順次公開される。
初代参加クリエイターは、タイを拠点に活動するZemyata、アニメーション制作集団・うぐいす工房、そしてRaPisとTusの2人からなるベトナム在住のクリエイターユニット・rapitusである。
Zemyataはネット上のアニメーションミームで注目を集め、日本のアーティストとタッグを組んだMVで活躍するようになったクリエイター。うぐいす工房は武蔵野美術大学映像学科卒のメンバーを中心に結成したクリエイティブ集団で、カートゥーンスタイルを得意とする。Zemyataとうぐいす工房とはオリジナルアニメのパイロットフィルムを、rapitusは自身の人気シリーズの新規映像を共作した。
ABEMAが属するサイバーエージェントグループは、近年、アニメビジネスへの積極進出で業界の注目を集めている。ABEMAを通じたインフラ、流通だけでなく、作品の企画・制作にも関心を寄せている。
そのなかで新しい作品づくりにも力を入れる。オリジナルシリーズ企画『アポカリプスホテル』や『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』、『光が死んだ夏』などのヒット作も多い。人気タイトルを持つゲーム会社ニトロプラスを買収し、新しいアニメーション制作スタジオ「CA Soa」、「Studio Kurm」も相次いで設立した。
そうしたなかで、昨今、実力派インディーズの活躍の場となっているウェブ系ショート作品のクリエイターに目をつける。ここから次世代の才能を見つけ、世に送り届けるとの思惑が感じられる。またZemyataはタイ在住、rapitusはベトナム在住と、第1回からグローバルな視点での才能発掘を目指しているのも特徴だ。
ABEMAはプロジェクトの参加クリエイターを応援するだけでなく、今後も視聴者男が新たなアニメ作品との出会える取り組みを目指すとしている。
プロジェクトは3作品以降も継続し、今後もさまざまなクリエイターとの共作に取り組む。またABEMA からの指定だけでなく、より広いクリエイターとの協業も視野に入れる。2026年5月頃より国内と国外を対象に企画公募も実施する予定だ。
[作品リスト]
『Poppin-Play Kitchen』
原案・監督・脚本・制作: Zemyata
2026年1月16日~配信スタート
『Gluttomy』
原案・監督・脚本・制作:rapitus
2026年1月23日~配信スタート
『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』
原案・制作:うぐいす工房、監督:森山瑠潮、脚本:松崎悠弥
2026年1月30日~配信スタート
Project PRISMation https://project-prismation.com/










