アニメ業界と地域の発展を目指す一般社団法人アニメツーリズム協会は、2021年12月15日に「訪れてみたい日本のアニメ聖地 88」を発表した。リストは2017年から毎年更新しているが、昨年は新型コロナウィルス禍で実施できず、今回は2年ぶりとなる。
タイトルは「アニメ聖地88」となっているが、これは「八十八ヶ所巡礼」にちなむもの。実際にはリストには88を超える116の作品と地域、それに26のアニメ・マンガ関連施設とイベントが含まれている。
地域と作品では、今回新たに高知県越知市の『竜とそばかすの姫』や岐阜県多治見市の『やくならマグカップ』、同白川村の『ひぐらしの鳴く頃に』、東京都渋谷区/神津島村の『ラブライブ!スパースター!!』など11が加わった。施設では東京都の「豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム」もリストに入った。
これらのアニメ聖地は、全世界を対象にしたファン投票に基づいている。投票結果をもとに製作者や権利者、地域と協議のうえ最終的に決められる。アニメツーリズム協会公式サイトでは、今後選定内容紹介ページを更新してく予定だ。
選定を実施するアニメツーリズム協会は2016年9月に設立された。会長を『機動戦士ガンダム』でもお馴染みの富野由悠季氏が務めていることでも話題を呼んでいる。
「アニメ聖地 88」を選定し、国内外に広く発信することで、アニメを軸とした「アニメツーリズム」の振興をする。アニメの高い人気を地域の活性化やインバウンドにつなげ、さらに作品価値の向上を目指す。
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リストには北は北海道から沖縄まで、都心の真ん中から離島まで日本全国をカバーする。インバウンドの活性化期待はもちろんだが、アニメと地域の強い結びつきを感じさせるものだ。
アニメツーリズム協会公式サイト https://animetourism88.com/
【2022年版タイトル一覧】
https://animetourism88.com/ja/news/2022edition