株式会社聖地会議が、聖地巡礼とコンテンツツーリズムにフォーカスした「聖地会議」シリーズの第21巻を発売した。毎回、話題の人物のトークで定評のあるシリーズだが、最新刊ではアニメーション映画監督の片渕須直監督が登場している。
片渕監督はスタジオジブリで活躍した後、テレビアニメ『名犬ラッシー』、『BLACK LAGOON』、映画『アリーテ姫』などで監督を務めた。2016年に公開された『この世界の片隅に』が大ヒット。本作では第二次世界大戦前後の広島、呉を緻密な取材と共に描写し注目を集めた。前作『マイマイ新子の千年の魔法』でも平安時代と昭和の山口県防府市を丁寧に再現した。アニメとその土地が持つ魅力を見事にちなげている。
「聖地会議」では聖地巡礼プロデューサーの柿崎俊道氏が、アニメの魅力を創り出す綿密な取材と映像化について聴く。同時に片渕監督の考えるアニメの舞台についてが語られる。
「聖地会議」シリーズは、アニメ雑誌・関連書籍の編集者である柿崎氏が2015年にスタートした出版プロジェクト。自身が編集長、出版元になり、刊行を続ける。デジタル化の波で大変化期を迎えた出版業界での新たな取り組みだ。
近年は、株式会社聖地会議を設立し、刊行をしている。「聖地会議」シリーズは片渕須直監督特集で21巻。このほかに「ゲームクリエイター育成会議」、「スタジオコロリド 原画2カット集」などがある。
「聖地会議 21」が、価格1000円(税抜)。双子のライオン堂、COMIC ZIN、とらのあな での書店販売をするほか、Amazon Kindle、BookLive!、BOOK☆WALKER、iBooks、ReaderStore、ブックパス、楽天Koboなどで電子書籍での購入も可能だ。
また2018年5月6日、東京流通センターで開催される「第二十六回文学フリマ東京」にも出店、販売をする。
聖地会議21
「片渕須直監督と聖地巡礼」
https://www.seichi-kaigi.com/20
株式会社聖地会議 https://www.seichi-kaigi.com