文化庁が今年度より実施する新たなアニメーション人材育成プロジェクト「アニメーション人材育成調査研究事業」に愛称がつけられることになった。事業運営をする日本動画協会が、愛称の「あにめのたね」とロゴを発表した。
またこれに合わせて公式サイトもオープン。「あにめのたね」の活動を広く発信していく。
文化庁は2014年度より2019年度まで、若手アニメーター等育成事業を実施してきた。アニメーションの実制作を通じて、アニメーターの技能向上を目指すものだった。これには「PROJECT A」「アニメミライ」「あにめたまご」などの愛称がつけられていた。
今年度よりスタートしたのはこれらの後継事業の位置づけである。職種をアニメーターに限定せず、制作進行など他の職種にも広げた。さらに育成対象を「若手」に限定せずにこちらも広げる。さらに制作における新たな作り方や仕組みにも目を向ける。
今回も親しみやすい愛称を設けることで、事業への理解と一般への認知度向上を目指す。
本年の事業では、4つの企業・団体にショートアニメの制作を委託した。4社はそれぞれ新しい制作の仕方を追求しながらの人材育成を目指す。
プロジェクトの過程、そして作品完成後には、制作のためのワークショップや開発・実施の成果報告も行う。参加4社だけでなく、アニメ業界全体で広く情報共有するのが狙いだ。
文化庁令和2年度アニメーション人材育成調査研究事業 あにめのたね2021
主催:文化庁 事業受託:一般社団法人 日本動画協会
「あにめのたね2021」 https://animenotane.jp