ブシロード社外監査役に「ロードス島戦記」著者の水野良氏

企業ニュース

 2020年9月29日、エンタテイメント企業のブシロードは10月27日の新役員体制を内定した。このなかで人気作家の水野良氏の社外監査役就任が話題を呼んでいる。
 水野良氏は京都出身で、大学卒業後にゲーム『ロードス島戦記』のクリエイティブに参加。1988年に『ロードス島戦記 灰色の魔女』を発刊後は、ロードス島シリーズの著者として活躍している。国内を代表するファンタジー小説の作者である。クリエイティブにおける豊かな経験が、ブシロードの経営に貢献しそうだ。
 社外監査役には、現在、公認会計士で税理士、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のベストセラー作家である山田真哉氏も就任している。多彩な分野から経営の意見を求めるかたちだ。

 また取締役ではハロルド・ジョージ・メイ氏の退任が大きな移動だ。ハロルド・ジョージ・メイ氏は、グループ会社である新日本プロレスリングの代表取締役社長兼CEOも務めるが、10月23日付でこちらも退任する。新たにブシロード執行役員で米国法人New Japan Pro-Wrestling of America IncのCEOと経営企画部長を務める大張高己氏が代表取締役に就任する。
 新たにM&A情報・仲介で知られるレコフ代表取締役社長の稲田洋一氏が、社外取締役に就任する。こちらは金融と企業情報でのアドバイスが期待できそうだ。

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