日本企業の海外展開を支援する日本貿易振興機構(ジェトロ)のジェトロ・デジタルマーケティング課が、このほど「プラットフォーム時代の韓国コンテンツ産業振興策および事例調査(2022年3月)」とタイトルしたレポートをまとめた。
韓国のコンテンツ産業の概要や現状、動向などを調査している。とりわけ特徴になっているのが、韓国コンテンツ産業の新分野での取り組みを厚くレポートしている点である。コンテンツプラットフォーマーとコンテンツ企業との協業やクラウドファンディングやメタバース、NFTなどでの取り組みを取り上げる。
ジェトロは海外進出・展開を目指す企業の相談やビジネスマッチング、セミナーの開催など総合的なサポートを実施している。各国・地域の動向を紹介するレポートも、そうした活動のひとつだ。これまでにも北米や中国といった大市場や新興市場まで様々な地域を取り上げてきた。
韓国はそのひとつになるが、今回は地域の現状やビジネス構造だけでなく、韓国コンテンツ産業を成長させる事例にも注目している。
レポートでは韓国のコンテンツ輸出額は5年前のおよそ倍の115億ドルに達しているという。YouTubeやNetflixなどのプラットフォームを活用なども、その理由だとしている。こうした成功パターンを参考に出来るのでないかとの視点が盛り込まれている。
レポートは全83ページ、いまの韓国コンテンツ産業の状況を知る情報が多く、かつ手に取りやすいボリュームにもなっている。
プラットフォーム時代の韓国コンテンツ産業振興策および事例調査(2022年3月)
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2022/02/66c457767e8bbf81.html
発行年月:2022年3月
総ページ数:83ページ