一迅社、Webアニメメディア「Febri」をスタート 特集や動画コンテンツも

マンガ

 2020年8月の第62号を最後に休刊した雑誌「Febri(フェブリ)」が、装いも新たにインターネット上で復活した。一迅社は2021年3月16日、「アニメカルチャーメディア」と銘打ったウェッブサイト「Febri(フェブリ)」をオープンした。
 スタートにあたっては「Febri TALK」と題したクリエイターのアニメ体験紹介、特集、連載、さらにオンラインならの「Febri TV」とした動画企画と大きく4つから構成されている。日々のアニメニュースを載せよりも、アニメに深く切り込んだ記事を中心とする。雑誌らしさを全面に押し出しかたちだ。

 「Febri(フェブリ)」は2010年7月に、季刊『キャラ☆メル』がリニューアルをリニューアルするかたちでアニメにフォーカスした雑誌としてスタートした。ほぼ隔月刊ペースで以来2020年夏までおよそ10年間、紙雑誌として刊行されてきた。
 読みでのある厚い特集や作品を深く追求した記事が、アニメファンのなかでもより深く作品やそのスタッフなどを知りたいとするコアな層に人気を博してきた。2020年夏に休刊したが、その際に2020年12月にウェブメディアとして展開することを発表した。今回は当初予定からやや遅れたが、ウェブメディアとしての再スタートになる。

 記事の内容は紙雑誌時代と同様に、より深みのある記事が特徴になっている。特集記事では『ひぐらしのなく頃に業』の原作者・竜騎士07のインタビューやSNSで話題の中国アニメ『万聖街』などを取り上げる。連載は「ガールズ&パンツァー 最終章 エンサクロペディア」や荒川弘、真島ヒロらが登場するマンガクリエイターインタビューなど。
 「Febri TALK」はじん、武井克弘、大河内一桜、谷口悟朗らのクリエイターやプロデューサーが語っている。動画コンテンツはYouTubeを活用し、アニメーターのドローイングなどを公開している。
 新しい記事に加えて、今後は紙雑誌時代の掲載記事の一部もオンラインに再掲載するという。こちらもファンには楽しみなものになりそうだ。

「Febri(フェブリ)」
https://febri.jp/

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