米国「HBO max」スタート段階で日本アニメ17作品も配信

HBOmax

 米国ではディズニーの定額課金配信サービス「Disney+」に続き、5月27日よりワーナー・メディアの定額課金配信サービス「HBO max」がスタートする。この開始にあたって、見放題作品のラインアップに日本の人気アニメが含まれることがわかった。
 ワーナー メディアは、2020年5月7日に、日本アニメの米国配信にあたり「HBO max」とアニメ専門配信サービスの「Crunchyroll」と協力すると発表した。「Crunchyroll」が番組編成をすることで、サービス開始当初より日本アニメ17作品を配信する。

 ライバルのひとつであるNetflixが日本アニメを豊富に取り揃えるなかで、「HBO max」や「Disney+」がアニメにどう取り組むか注目されてきた。そうしたなか「HBO max」はグループ企業の力を借りることで、Netflixに対抗する。
 「Crunchyroll」はアニメ専門の定額課金配信プラットフォームで、日本アニメの配信では世界最大、「HBO max」と同様、ワーナー メディアの傘下にある。豊富な経験を活かして、「Crunchyroll」とは異なるより一般向けの「HBO max」のアニメ番組をコーディネートする。
 
 第1弾の作品には、クランチロール・オリジナルアニメである『虚構推理』、ワーナーが製作の中心となる『映像研には手を出すな』のほか、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』、『るろうに剣心』など他社作品も多い。
 人気のロングセラー、ドラマ性が高いもの、異世界もの、SFファンタジー・アクションと、バランスを取った作品群である。こうした配信しながら、視聴動向を確認しながらラインナップの調整をすることになりそうだ。

【サービス開始当初の日本アニメ作品】
・『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』
・『Re:ゼロから始める異世界生活』
・『虚構推理』
・『映像研には手を出すな』
・『るろうに剣心』
・『この素晴らしい世界に祝福を!』
・『文豪ストレイドッグス』
・『ベルセルク』
・『甲鉄城のカバネリ』
・『キルラキル』
・『四月は君の嘘』
・『僕だけがいない街』
・『キズナイーバー』
・『シュヴァルツェス マーケン』
・『91 Days』
・『新妹魔王の契約者』
・『六花の勇者』

【サービス開始後順次配信作品】
・『HUNTER×HUNTER』
・『DEATH NOTE』

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