住友商事、カリスマYouTuberとキッズ知育アニメ開発

『サメニンジャアニメ』

 住友商事が関連会社を通じて、YouTubeでのキッズ向け知育アニメに乗り出した。住友商事の子会社SCデジタルメディアは、YouTube専門家のなーちゃんと協業して、YouTube発のキャクターアニメ『サメニンジャアニメ』を共同開発したと発表した。
 『サメニンジャアニメ』は、なーちゃんが運営するYouTube上の「なーちゃんねる(Naaachannel)」にて配信をしている。第1話「サメの忍者に変身!巨大な怪獣をやっつけろ!」は2月27日配信開始、一週間足らずで、1万近い視聴回数となった。

 SCデジタルメディアは、2017年12月に住友商事が100%出資して設立したデジタルメディア分野の戦略会社である。国内外のデジタルメディア・エンタテインメント事業に投資、開発・運営をする。
 事業のなかにソーシャルメディアの活用や、YouTubeクリエイター特化型のソーシャルクリエイターコミュニティー運営、オリジナルキャラクター・IPの開発と商品化、ライセンス運営も含まれている。今回はメディアのなかでも成長分野ある配信、さらに近年プロモーションの効果的な手段として注目されるYouTuberを活用する事業に進出する。さらにYouTuberの発信力とアニメ作品の親しみやすさに結びつける。

 YouTuberの「なーちゃん」は、“ママYouTube専門家”を掲げる。215万人以上が登録する「なーちゃんねる」は、アンパンマンやトーマスの玩具やお菓子の紹介や、子どものお出かけの様子や寸劇などをアップして人気を集めている。動画の総再生回数は13億以上というインフレンサーである。なーちゃんは現在、講演や企業・自治体の運営コンサルなども行う。
 『サメニンジャアニメ』は、秘密スパイである5歳の男の子が、様々なトラブルを解決して行くストーリー。2分弱のショートストーリーにヒーローアニメとなっている。子どもたちが生き物に興味を持つきっかけになることを目指した知育が目指されている。
 アニメーション制作にあたっては、キャラクター開発、ストーリー構成をなーちゃんが総合プロデュースした。なーちゃんの動画配信サイト上のノウハウを活用する。

 近年、子どものネット動画配信の接触時間が増加するなかで、子どもがYouTubeなど動画共有サイトを視聴することが増えている。住友商事はこれに目をつけたかたちだ。ショートアニメと有名YouTuberを起用したプロジェクトもこうした波に乗る。今後さらなるトレンドになるか、要注目である。
 
『サメニンジャアニメ』 
第1話「サメの忍者に変身!巨大な怪獣をやっつけろ!」
https://youtu.be/2CFYjsT74q8

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第34回東京国際映画祭
     2021年10月30日から11月8日までの10日間、東京の日比谷・有楽町・銀座地区を会場に第34回…
  2. 篠原宏康氏
    いま日本のアニメ産業が大きく変わり始めている。アニメ視聴の主戦場は深夜帯や配信プラットフォームに移り…
  3. アヌシー国際アニメーション映画祭
     6月14日から開催されている2021年のアヌシー国際アニメーション映画祭は、19日(現地時間)に今…
ページ上部へ戻る