次世代の出版社を掲げてきた星海社の代表取締役社長が交代になった。星海社は2020年2月25日に第10回定時株主総会、取締役会を開催、この場で代表取締役社長である藤崎隆氏の退任と、太田克史氏の代表取締役社長の就任を決定した。
星海社は講談社出資の出版社として2010年に設立された。従来の枠に捉われない次世代の出版社を目指すものである。
ウェブの活用や旬なテーマが特徴になっている。『レッドドラゴン』や『ビアンカ・オーバースタディ』、『月の珊瑚』といった話題作がある。また新書では『アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本』(舛本和也)、『アニメを3D(サンジゲン)に!』(松浦裕暁)、『アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み』(福原慶匡)といったアニメビジネス関連書籍でもお馴染みだ。
太田氏は星海社設立当初からのスタッフで、長年副社長を務めてきた。編集面で同社の柱となってきた。3代目社長となるが、10年目を迎える星海社でのさらなる手腕発揮が期待される。