キネマシトラス KADOKAWAとブシロードが株式各31.8%を取得

提携

 『メイドインアビス』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』など人気アニメを制作するキネマシトラスが、ふたつの有力エンタテイメント企業との資本提携に踏み切った。2019年12月11日、キネマシトラスはKADOKAWAとブシロードの2社と資本業務提携を結んだことを明らかにした。
 キネマシトラスは2019年12月2日付で第三者割当増資を実施、新たに発行された株式のうち95株ずつをKADOKAWAとブシロードがそれぞれ引き受ける。両社の株式保有比率は各31.8%となった。取得価額は非公表。残り36.4%はこれまでの株主である代表取締役社長である小笠原宗紀氏らが保有する。KADOKAWAとブシロードは、それぞれがキネマシトラスを持分適用法関連会社とする。

 キネマシトラスは代表取締役の小笠原宗紀氏らが2008年に設立した。『東京マグニチュード8.0』や『.hack//Quantum』といった作品でアニメーション制作をスタートし、『ゆゆ式』『くまみこ』などの代表作がある。
 近年は『メイドインアビス』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、『盾の勇者の成り上がり』などのヒット作を続けている。アニメ業界やアニメファンの間でも存在感を増している。

 キネマシトラスは今年7月に両社との包括的業務提携を結んだばかりだ。今回は、それをさらに一歩進め資本提携に進める。提携関係をより密接にすることで、事業、プロジェクトの拡大を目指す。スタジオに対する信用力も増しそうだ。
 またキネマシトラスはすでに、KADOKAWAとは『メイドインアビス』と『盾の勇者の成り上がり』で、ブシロードとは『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』でビジネスをしてきた。いずれもヒット作となっている。両社にとっては、力があるスタジオの囲い込みとの側面もありそうだ。資本提携を結んだことで、今後は新たな作品での取り組みも期待できるだろう。

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