ARCHとアカツキが出資、ウェブトゥーンの新会社「トゥーンワークス」設立

ファイナンス決算

 コンテンツプロデュースのアーチ(ARCH)とゲームを軸にIPプロデュースを展開するアカツキが共に出資するウェブトゥーン制作の新会社トゥーンワークスが本格的に稼働する。トゥーンワークスは、2021年8月5日に、ARCHと同社共同創業者で取締役の森尾紀明氏が共同で設立した。代表も森尾紀明氏が務めている。国内外で急成長するウェブトゥーンの制作におけるプロデュースを目的にしている。
 さらに2021年10月30日付けでアカツキからも出資を受けた。資本金は5500万円となり、アカツキ事業開発室室長 安藤英人氏が同社の取締役に就任した。ARCHやアカツキのネットワークも活用した事業拡張を目指すことになる。
 
 ウェブトゥーンはスマホ時代の仕様に合わせた新しいマンガ文化として現在、世界的に注目されている。スマホの縦画面に合わせスクロールとストーリー構造と長さ、見栄えのするフルカラーなどが特徴だ。世界中に急速に普及し、これまでは韓国や中国が先行していたが、現在は日本企業が続々参戦し、活況を呈している。
 トゥーンワークスはこれまでアニメやゲームのプロデュースで得てきたノウハウを活用し、他にはない作品を制作するとしている。ウェブトゥーン制作とプロデュースの制作体制の構築を重視し、ウェブトゥーンからの王道コンテンツの開発を目指す。

株式会社トゥーンワークス
https://www.toonworks.co.jp/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. MIFA東京都ブース2023
     東京都がこの10月、11月に、アニメーション分野で海外進出を目指す企業や個人事業主に向けた連続セミ…
  2. 新潟国際アニメーション映画祭
     2023年3月に第1回が実施され好評を博した「新潟国際アニメーション映画祭」の第2回開催が、このほ…
  3.  日本のアニメが国内外で人気を博する一方で、アニメーション制作の現場の疲弊が進んでいる。慢性的な人材…
ページ上部へ戻る