スタジオコロリドが制作 「ポケモン」新作短編シリーズをYouTube配信

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 『ポケットモンスター』がアニメで新たな展開をする。ゲーム最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』がウェブ向けの新作ショートアニメシリーズになることが発表された。タイトルは『薄明の翼』、全7話で構成され、ガラル地方で暮らす若者たちの苦悩と葛藤をリアルに描いた群像劇になる。
 第1話は2020年1月15日22時からYouTubeのポケモン公式チャンネルで全世界に向けた無料配信を開始する。第2話は2月配信となり、毎月1話ずつ更新される。各話は5分程度となるが、アニメーション制作に映画『ペンギン・ハイウェイ』で注目を集めたスタジオコロリドを起用するのが話題だ。

 『ポケットモンスター ソード・シールド』は2019年11月15日に発売されたシリーズ大型タイトルで、Nintendo Switch用となっている。発売1週間で世界販売本数が600万本を超え、すでに大ヒットになっている。『薄明の翼』は、『ソード・シールド』の初アニメ化でゲームの世界観に基づいている。
 これまで『ポケットモンスター』は新作ゲームを発売するとテレビアニメシリーズもリニューアルして、これと連動することが多かった。しかし現在のテレビアニメシリーズ『ポケットモンスター』は、『ソード・シールド』を含むシリーズ全てをカバーする。ウェブアニメでは、『ソード・シールド』にフォーカスする狙いがありそうだ。

 アニメーション制作を担当するスタジオコロリドも注目だ。これまでアニメ『ポケットモンスター』は、OLMが手がけることが多かった。しかし2018年の『みんなの物語』では制作にWIT STUDIOも参加していた。テレビ、映画、ウェブと展開メディアが増え、また映像表現が多様化するなかで、アニメーション制作でも従来のかたちに捉われない新しいやりたかたに挑戦している。今回はウェブアニメでもあり、短編アニメのクオリティで定評のあるスタジオコロリドを選んだかたちだ。
 また若い世代に影響力が増しているYouTubeに特化した配信とすることで、これまでとは違うユーザーへのアプローチを目指している。アニメを届けるメディアの変化との関わりも、アニメやエンタテインメントの関係者から関心を集めそうだ。

『薄明の翼』
https://www.pokemon.co.jp/ex/hakumei_no_tsubasa/

監督: 山下清悟
脚本: 木下爽
脚本監修: 岸本卓
キャラクターデザイン: 小笠原真
色彩設計: 広瀬いづみ
美術監督: 竹田悠介/益城貴昌
3DCG: 高橋将人
撮影監督: 小川克人
音響監督: 三間雅文
アニメーション制作: スタジオコロリド

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