女性「ハイキュー!!」、男性「とある~」 2020年冬アニメ視聴意向KADOKAWAグループ調べ

2020年冬アニメ視聴意向

 毎クールごとの新作テレビアニメタイトルの数の多さが話題になるが、2020年も引き続きこうした傾向が続きそうだ。1月からスタートする2020年冬期も新しくスタートするテレビアニメは軽く40タイトルを超える勢いだ。
 そうしたなかでどんな番組が視聴者に事前に関心を持たれているのだろうか。KADOKAWAグループのゲームメディア事業やイベント企画・運営のKADOKAWA Game Linkageは、エンタメ消費者動向の定期サービス「eb-i Xpress」で、そうした動向を調査し、明らかにした。このほど2020年冬アニメ番組の視聴意向ランキングを発表した。

2020年冬アニメ視聴意向

 同社の調査によれば、全世代の男女の解答を集計した総合トップには『ハイキュー!! TO THE TOP』がランキングした。『ハイキュー!!』は古舘春一の漫画を原作に、2014年から続く人気アニメシリーズ、アニメーション制作はプロダクション I.Gが担当する。
テレビシリーズは1月からの『ハイキュー!! TO THE TOP』で第4シーズンにあたる。テレビアニメだけで60話を超えるロングシリーズになる。これまでの評価の高さが関心に結びついているようだ。
 第2位は『とある科学の超電磁砲T』。こちらもシリーズ第3シーズン、同じ世界観を持つ『とある魔術の禁書目録』から数えると足かけ12年にもなる人気作品。主に30代男性から支持されているという。こちらも定番シリーズとして関心を呼んでいる。
 3位以降は『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝スマホアプリゲームを原作に再びアニメに戻る『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』、『異世界かるてっと2』、『へやきゃん△』と続く、ここでもシリーズ作品が強さを発揮する。

2020年冬アニメ視聴意向

 男女別では男性1位が『とある科学の超電磁砲T』、女性1位が『ハイキュー!! TO THE TOP』となった。ただし『とある科学の超電磁砲T』は女性でも5位、『ハイキュー!! TO THE TOP』は男性でも2位である。男女双方から支持の高さが人気の秘密と言えそうだ。

「eb-i Xpress」は 全国47都道府県に在住する5歳から69までの歳男女を対象に約1万人に、 エンターテイメント分野に関するウェブ調査をしている。映画、テレビ、ゲーム、マンガ、音楽など各ジャンルのセグメントやユーザー嗜好を組み合わせたクロス集計を行っている。
今回はこのなかから2019年11月12日時点で放送が発表されているアニメ番組を調査対象に、「視聴したい」と選択した作品を集計した。
 
KADOKAWA Game Linkage
https://kadokawagamelinkage.jp

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