国内最大手の映画会社・東宝の代表取締役が交代となる。2022年3月22日東宝は、同日開催された取締役会にて、代表取締役の異動を決定したと発表した。
現取締役 常務執行役員の松岡宏泰氏が代表取締役社長 社長執行役員に昇格、現代表取締役社長 社長執行役員の島谷能成氏は代表取締役会長に異動する。5月26日に開催予定の定時株主総会と取締役会での決議を経て正式決定する。
松岡氏は1966年生まれ、国内大学卒業後は海外の大学・大学院を経て、グループ会社で洋画配給を担当する東宝東和に入社した。2008年に東宝東和の代表取締役に就任、2014年から東宝の取締役に就任した。現在は取締役として映像本部映画調整、映画企画、国際の事業部門を担当している。幅広い国際的な人脈も持つことから、グローバル時代の映画ビジネスの成長を期待されそうだ。
また松岡氏は東宝創業者・小林一三のひ孫にあたる。創業家からの代表取締役社長就任は祖父・松岡辰郎、父の松岡功に続くものとなる。