アニメ・マンガの総合イベントというと東京圏ばかりと思いがちだ。そのなかで北九州からアニメやマンガの情報を発信する大型イベントが11月30日と12月1日の2日間開催されている。小倉駅に隣接する西日本総合展示場新館、あるあるCity、小倉駅JAM広場などを会場にする「北九州ポップカルチャーフェスティバル2019」である。
イベントは地域のアニメ・マンガ施設のあるあるCityと協力して北九州市が主催、地元自治体が自らポップカルチャーを活用した地域振興やインバウンドを図る。2014年にスタートし今年6回目を迎えるが、アニメやマンガカルチャーの総合イベントとしては九州地区最大になっている。
それだけに出展企業やステージ・ゲストも豪華だ。出展イベントでは、『Re:ゼロから始める異世界生活』展示TVアニメ『鬼滅の刃』作品展、『僕のヒーローアカデミア』、『かぐや様は告らせたい』、『ファイナルファンタジーXIV』、『メカウデ』、「アニメ聖地88」といった人気タイトル、企画が39ブースも集まる。
メインステージには2日間にわたりアニメスタッフや人気声優、アーティストが登場する。若い世代のファンには見逃せないだろう。また人気作品を多く制作するシャフトの久保田光俊社長のトークも目玉だ。
北九州ならの取り組みは、海外マンガフェスタの併催である。日本のマン、フランスのバンド・デシネ、米国のコミックといった国境を越えたカルチャー集結する。国内外のクリエイターによるトークやライブドローイングなど国際色豊かなイベントが、今年は会場を北九州に替えて実施される。
さらに12月1日には北九州国際会議場メインホールにて「アニメツーリズム首長サミットin北九州」が予定されている。アニメとの協業に取り組む地方自治体首長が参加、スタジオ地図の齋藤優一郎氏、アニプレックスの清水博之氏も登壇する。アニメツーリズム協会会長である富野由悠季監督の登壇も話題となりそうだ。
北九州ポップカルチャーフェスティバル2019
https://www.ktqpopfes.jp/2019/