国内最大手のアニメ製作会社である東映アニメーションが、デジタルアニメの製作強化を目的にダンデライオンアニメーションスタジオと資本業務提携する。8月22日に、東映アニメーションが発表した。
提携を通じて東映アニメーションは、デジタルコンテツ製作分野のビジネスを強化する。近年海外市場の拡大で急成長する東映アニメーションだが、デジタルアニメでも世界を目指す。
ダンデライオンは2007年に設立された中堅アニメスタジオ。東京都練馬区に拠点を構える。近年、アニメ業界で関心が高まるデジタル技術を活用し、アニメの企画製作から制作、IP(知的財産)活用、制作受注まで幅広いアニメ関連業務で積極的だ。
キャラクターもののファミリーキッズに強みがあり、同じ分野を得意とする東映アニメーションとも相性がよさそうだ。さらに中国事業を積極的に展開しているのも特長だ。2017年には中国のDJI社と国際共同製作で『ロボマスターズ』のアニメーション制作全体を手がけている。
東映アニメーションは1956年に設立、現在まで続く日本で最も歴史の長いアニメ企業として知られていう。海外事業やライセンス事業の伸長で、近年、急成長している。2019年3月期の売上高は連結で480億円を見通している。ダンデライオンとの資本業務提携でさらに拡大しそうだ。
今回は、デジタルアニメ、キャラクター事業、そして中国事業と、今後の成長分野に強みをみせるダンデライオンと協業することで、さらなる成長を目指すことになる。