2022年3月11日から14日まで都内・池袋で開催される「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」の長編アニメーション部門、短編アニメーション部門のコンペティション作品が発表された。長編部門は例年と同じく4作品、短編部門は32作品、合わせて36作品である。
コンペティションの選考に先立って、応募された日本の学生作品から選出する学生賞も発表された。日本電子専門学校を2021年に卒業したペク・ギュリさんの『HIDE AND SEEK』で、4分間の手描きの作品だ。学生賞は昨年より設けられ、今回で2回目となる。
長編作品は、ブラジルのストップモーション作品『ボブ・スピット-人間なんてクソくらえ-』。イタリアの『ケース』は40分という手軽に鑑賞できる長さ、台湾から実写出身の易智言監督による『捨てられたものの街』、そしてアフガニスタン人と結婚したチェコ人の女性を描いた『マード 私の太陽』の4作品だ。アジア、ヨーロッパ、南米と4本ながらバラエティに富んだ作品が選ばれた。
長編部門には27ヵ国・地域から31作品の応募があり、前回の22作品を大きく上回った。短編部門も前回の817作品から874作品に応募が増えている。次回で開催9回目の積み重ねの成果が現れている。
期間中、短編部門は「子供を含む全世代向け」「中学生くらいから」「大人向け」の3つのグループに上映される。映画祭の短編部門で起こりやすい何を見ていいか分からないとの状況に指針を示す。
今年の東京アニメアワードフェスティバル2022は、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会と一般社団法人日本動画協会が主催、東京都が共催する。
コンペティション部門のほかに、過去1年間の優れた商業アニメから選ばれた作品やスタッフを顕彰する「アニメ オブ ザ イヤー部門」、業界の発展に貢献してきた人物などを顕彰する「アニメ功労部門」も設けられている。アニメでいっぱいの4日間になる予定だ。
東京アニメアワードフェスティバル 2022
https://animefestival.jp/ja/
2021年3月11日(金)~14日(月)
会場:東京都・豊島区池袋
主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催:東京都