テレビ東京 池袋からライブ発信開始、講談社開発の新拠点で

講談社がライブエンタテインメント施設運営

 2019年10月30日、地上波キー局のテレビ東京が、ライブエンタテイメントに乗り出すと明らかにした。先頃、講談社が発表した東京・池袋のライブエンタテイメント事業にパートナー企業として参加するというものだ。
 このライブエンタテイメント事業は、4つのスクリーンを収容していた池袋駅東口サンシャイン60通りに面する旧シネマサンシャイン池袋を活用するものだ。講談社は地下2階地上9階の建物の1~3階部分を除いた2810㎡をこのプロェクトのために使用する。
 すでに2020年春に開業予定であることを公表していた。パートナー企業は今後発表としていたが、そのひとつがテレビ東京であるというわけだ。

 テレビ東京のプロジェクトは詳細は明らかでないが、今回の事業で恒常的にイベントができる環境を構築し、番組コンテンツを活用したイベント開発を強化するとしている。
 テレビ東京は、人気アニメを多数放送していることで知られている。また池袋はアニメファンに馴染み深いエリアだ。同局が実施するライブイベントには、アニメ関係のプログラムも期待出来そうだ。テレビ東京のアニメ事業は、近年ますます拡大している。同日発表された2020年第2四半期決算ではアニメ事業の売上高は前年同期比19.4%増の過去最高。事業の多角化でさらに、アニメ分野のビジネスの深化目指す。

 池袋のライブエンタテイメントは、ビル全体を統一したコンセプトでシアターやライブスペースなどの 4 つのホール、物販エリア、コラボカフェなどで構成する。マンガ、小説、アニメ、ゲーム、アーティスト、役者、声優、ユーチューバーが活躍する空間になる予定だ。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. MIFA東京都ブース2023
     東京都がこの10月、11月に、アニメーション分野で海外進出を目指す企業や個人事業主に向けた連続セミ…
  2. 新潟国際アニメーション映画祭
     2023年3月に第1回が実施され好評を博した「新潟国際アニメーション映画祭」の第2回開催が、このほ…
  3.  日本のアニメが国内外で人気を博する一方で、アニメーション制作の現場の疲弊が進んでいる。慢性的な人材…
ページ上部へ戻る