「ドラえもん」「クレしん」平日ゴールデンタイムから週末夕方に移動

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 テレビ朝日は長年同局で放送してきた人気アニメシリーズ『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』の放送時間を、2019年10月より変更する。現在は『ドラえもん』が毎週金曜日19時から、『クレヨンしんちゃん』が同じ金曜日の19時半から放送されている。金曜日のゴールデンタイムのアニメ1時間枠となっている。
 これを10月第1週より土曜日夕方の16時半~17時半に移動する。新たに「アニメタイム」と題したアニメ番組枠を新設し、16時半から『ドラえもん』、17時からを『クレヨンしんちゃん』とする。初回放送は10月2日。

 『ドラえもん』は藤子・F・不二雄の人気マンガを原作に、たびたびアニメ化されてきた。現在のテレビシリーズは、2005年から続いている。長年テレビ朝日の看板番組となってきた。
 『クレヨンしんちゃん』は1992年に臼井儀人のマンガを原作に放送をスタート。幼稚園児のしんのすけを中心に野原一家を描くギャグコメディ。放送時間はこれまでもたびたび変更されてきたが、ゴールデンタイム(19時~22時)以外での放送枠は今回が初となる。
 いずれの作品もアニメーション制作はシンエイ動画が担当している。シンエイ動画はテレビ朝日の100%出資子会社にあたる。

 テレビ朝日では今回の放送時間変更を、現在の子ども生活にタイムスケジュールを合わせたとする。しかし一般に視聴者が多いとされるゴールデンタイムからの移動となるため撤退感は否めない。子ども人口の減少からキッズアニメは視聴率が取りづらいとして、長年、地上波放送の日中帯、とりわけゴールデンタイムでの放送枠が減少する傾向が続いてきたからだ。
 直近発表されている『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』は視聴率は6%水準だ。視聴率の低下が指摘されることの多いキッズ向けアニメのなかでは、高視聴率を維持している。それでもゴールデンタイムに求められている視聴率としては十分でないようだ。

 今回の両作品の移動で、地上波キー局でのゴールデンタイムでのアニメシリーズの放送枠はすべてなくなる。今後はフジテレビの『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』、日本テレビの『名探偵コナン』、テレビ東京の『ポケットモンスター』『ダイヤのA』『遊戯王』『ブラッククローバー』『妖怪ウォッチ』などが放映される18時~19時の時間帯の動向が関心を集めそうだ。
 キッズ向けのアニメ放送は現在、ゴールデンタイムから夕方帯、さらに週末朝帯と移動を続けている。さらに地上波でなく配信を選択する動きも最近はみられる。今回の放送枠移動は、地上波でのテレビアニメ放送が大きく変化する時代の流れを象徴する。

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