CGのデジタルフロンティア リモートワーク構築、平時の80%可能

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 CGスタジオの大手デジタルフロンティアは、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴って同社が実施しているリモートワークスの現況をまとめ、概要を明らかにした。4月初週から全社員約200名でスタートした結果をまとめ、自社サイトにて発表している。
 リモートワークの導入後は不具合もあったが、2週間後では問題は改善された。また作業工数では各セクションを平均して通常時の作業の80%がリモートで可能になったと報告している。短期間に従来の作業のかなりの部分のリモート化に成功した。

 デジタルフロンティアが、リモートワーク導入を検討し始めたのは2月下旬頃だ。3月2日にまず時差出勤を実施、さらに大規模な自粛要請があった後、4月7日からは全社員のテレワークを開始した。
 リモート実施には、MechdyneのTGXというアプリケーションを全面使用している。会社のPCの画面を自宅のマシンへストリーミングすることでスムーズに仕事環境を移せる強みがあったことが理由だ。
 またリモートワークは制作だけでなく、スタッフ間や外部とコミュニケーションも課題になる。それについては従来使用していたオープンソースソフトウェアのRocketchatを使用、さらに今回からZoomも導入した。この結果平均して平時の80%という作業を実現した。

 それでもオフィスでの環境と全く同じとはいかない。必要なモニター台数を準備出来ないことと、回線容量の限界があり、オフィスで行われるデュアルディスプレイ(2画面)でなく、シングルディスプレイ(1画面)で作業を余儀なくされているという。
 家庭ではモニターの色が社内のマシンで作業するときと異なることも問題として挙げている。またリモートワークが難しい作業として、フェイシャルにおける音ズレの発生があるとする。
 さらにリモートワークで全工程が完結するわけでない。リモートワーク実施後も、社内に置かれたマシン・サーバーのメンテナンスなどで担当者の出社を必要としている。また各家庭の回線状況も課題に挙げる。
 短い間に大きな対応を出来たのは、CGスタジオというデジタル主体の制作であることが理由にあるだろう。それでも短期間に多くのことを可能にして、課題を抽出した成果は大きい。現在、そして今後のCG制作の指針ともなりそうだ。

デジタルフロンティア https://www.dfx.co.jp/https://www.dfx.co.jp/

「弊社のリモート環境について」 弊社のリモート環境について
https://www.dfx.co.jp/news/index.html#n200406-01https://www.dfx.co.jp/news/index.html#n200406-01

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