2017年夏、アニメーション監督・細田守に大きなスポットがあたる。8月18日に日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で2009年のヒット作『サマーウォーズ』がテレビ放送されるのに合わせて、様々な関連企画が実施される。
「スタジオ地図2017 in Summer」とタイトルした一連の企画は、「今年もまたあの夏がやってくる」をキャッチコピーにスタジオ地図が仕掛けるものだ。細田守監督の作品にあらためてフォーカスする。
昨年は公開10周年を迎えた『時をかける少女』を中心に展開した。今年は夏のイメージが強烈な『サマーウォーズ』を特にピックアップする。
まず都内東京スカイツリータウン 東京ソラマチが大きな話題になりそうだ。8月1日から31日まで、「OZ STAND-オズ スタンド-」が登場する。『サマーウォーズ』をイメージしたコラボカフェで、今回のために創作した15 種類のコラボメニューが登場する。
関連グッズを取り揃える「スタジオ地図SHOP」も併設される。OZ の世界観をイメージしたUFO キャッチャーといった変わり種も設置される。
「スタジオ地図SHOP」は長野県上田市の上田ロフトにも、7月14日からオープンしている。上田市は『サマーウォーズ』の舞台のモデルとなった街でよく知られている。地元の人はもちろんだが、夏の観光として出掛けた際も、足を伸ばして訪れる価値があるだろう。
東京・汐留にもイベントが出現している。7月22日から8月3日まで日本テレビが実施する「超☆汐留パラダイス!」にスタジオ地図のブースが設けられた。『サマーウォーズ』に登場するアバターのキャラクターのぬりえを楽しんだり、映画の紹介や名シーン、セリフを展示する。
新しいグッズの展開や、さらなる企画もありそうだ。それぞれの詳細は、「スタジオ地図2017 in Summer」の公式サイトで確認できる。
一方で、ファンにとってもうひとつ気になるのは、細田守監督の次回作の動向だ。実は作品の情報の一部はすでに海外メディアを通じて報道されている。国際的な映画業界誌のヴァラエティは、今年5月にカンヌ映画祭にて、早くも細田監督の新作の海外セールスが始まったことを報じた。
ヴァラエティ誌は細田監督のコメントと共に、新作の英題が仮題で『Mirai』とされていること、2018年5月の完成が見込まれていることなどを伝えた。もしかしたら来年、2018年は、細田守監督の新作と共に夏を迎えることになるかもしれない。
「スタジオ地図2017 in Summer」
http://www.studio-chizu.jp/2017/index.html