アマゾンの定額制音楽配信「Amazon Music Unlimited」が、アニメ音楽ジャンルの強化に乗り出す。アマゾンジャパンは2019年9月2日、「Amazon Music Unlimited」内でアニメ音楽に特化したプレイリスト「ANIMA」をスタートした。
「ANIMA」は人気アニメ、傑作アニメ、そして最新アニメの主題歌やアニソンに特化したものになる。配信楽曲は定期的に更新され、お気に入りの楽曲や新たな曲の発見の場として広げていくという。
配信スタートに合わせて、9月2日から大きな特集企画もスタートしている。「機動戦士ガンダム」シリーズの68作品から主題歌と挿入歌を一挙配信する。楽曲数は250曲以上にもなり、目玉として『機動戦士Ζガンダム』主題歌「水の星へ愛をこめ」などでお馴染みの森口博子が『機動戦士ガンダムSEED』挿入歌「暁の車」をカバーする。Amazon Musicの独占先行配信になる。ガンダムファンには聴きごたえのあるプレイリストになりそうだ。
Amazon Music Unlimitedは、定額課金の音楽聴き放題が急激に普及するなかで、Spotify並ぶ世界有数の配信サービスとなっている。日本では2017年11月にスタート、現時点で6500万曲を提供する。利用価格は個人プランで月額 980 円のほか、Amazon プライム会員割引もある。
アマゾンは今回の取り組みについて、アニメ音楽は邦楽シーンにおいて欠かすことの出来ない存在としている。音楽マーケットにおけるシェアと人気の高さに注目したかたちだ。国内にはアニメ音楽専門の定額課金性配信サービスANiUTaなどもあるが、これらにも対抗していく。
Amazon Music Unlimitedでは、「ANIMA」でもアニメ音楽を多数配信している。楽曲は『ラブライブ!』や『ジョジョの奇妙な冒険』、それに個性たっぷりのキャラクターで一大ムーブメントを巻き起こす『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』ほかシリーズごとにまとめられたプレイリストは40以上にもなっている。