若手スタッフ部署横断で新企画創出 東映アニメが第1弾8月に発表

『ジュラしっく!』

 東映アニメーションの若手スタッフが中心となる新規企画プロジェクトがこの夏にスタートする。2019年7月26日、同社の新しいオリジナル作品『ジュラしっく!』が長さ15秒の予告編を、東映アニメーション公式YouTubeチャンネル上で公開した。本編となるショートムービー第1弾は8月中旬にリリース予定だ。

『ジュラしっく!』は、累計8万6 000部を販売した話題の書籍『リアルサイズ古生物図鑑』からインスパイアを受けている。東映アニメーションがオリジナル作品として世界観を構築、新たなストーリーを生み出した。街中に突然現れた古生物たちをを巡って展開するようだ。
 企画開発にあたっては古生物関連の専門家として知られるサイエンスライターの土屋健氏が協力する。コアなファンには堪らない古生物も登場と、凝った内容を告知する。8月中旬以降の展開も検討中としており、今後一体どんな作品になるのか気になるところだ。

『ジュラしっく!』でとりわけ注目されるのが、本プロジェクトが東映アニメーション社内の若手スタッフによる新規企画プロジェクトという点だ。さらに企画や製作の特定部署が担当するわけでなく、企画、製作、営業、管理の各部門の若手スタッフが部署横断プロジェクトチームを作りプロジェクトを推進している。ベンチャー事業のような趣もある。

 もともとプロジェクトは東映アニメーションの目指す中長期成長に向けた取り組みのひとつとして生まれた。同社は『ドラゴンボール』や「プリキュア」シリーズ、『ONE PIECE』などの長年の人気作品を多く保有する。そうした既存コンテンツの活性化は、東映アニメーションにとって重要な施策となっている。
 しかし一方で今後成長には、新たな作品やビジネスも必要としている。そこで「ポートフォリオ(地域×作品×ビジネス)戦略に基づく多彩な企画作品の準備」を掲げる。いままでにないプロジェクト取り組みに重点を置き、そこで社内の若手社員による新規企画・ビジネス開発プロジェクトを始めた。 
 東映アニメーションでは、今回はプロジェクトチーム発の第1作としている。今後も同じ枠組みで、様々な新規企画作品を発表していく方針だ。

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